2週まとめてドン。2007/12/05

 まあ、何と言うか。
 ここしばらく公私共々良いことも悪いことも色々あって、時間的にも精神的にもイマイチ余裕を無くし気味だったので、ごぶさたしておった訳でございます。

 で、先週のマガジンも読んでたくせに、いっかー次と一緒にまとめればーとか思っていた訳ですよ。岸壁から外されちゃったんなら晴れて海保の領分だし、そろそろ真田さんが出てくるんじゃないのーと正直に言えば「8時半を回った水戸黄門を見る心持ち」でありました。

 甘かった……!

 このところ全体に漂うほのぼのムードで油断をしとりました。
 消防の人にデスフラグ制限は無いのでした。
(デスフラグ制限:リアルさんが殉職0を誇っている以上死人は出せまいという個人的予測を云う。)
 い、いやご生還遊ばされるかもしれんけど漫画だから。けどあれは望みを持つにはちょっと……。
 檜垣さああああん。
 先週の無線機ポイの時点でかっこいいけどオイオイ大丈夫かとは思ったよ、思ったけどさ。
 お前は若い頃の坂崎かともツッコんだりもしたけどさ。
 ……今思えば本人の認識よりかなり命がキケンだったに違いない、あん時の坂崎さん。とか意識をすり替えている場合じゃない。

 ちょっとメグルが落ちた時以来の衝撃です。
 そう言えばここしばらく、ぐっと大人っぽくなったメグルに喜んでいいんだか寂しさを感じるべきなのか、自分でもようわからんです。
 現場仕切ってますよあの子が……。
 来週以降がちょっと怖いです。

三十郎。2007/12/06

 朝半寝ぼけのままぼーっと歩いていると、椿三十郎のポスターが駅に貼ってあったりする。

 ……見る度微妙と思うのはなんでだろうなあと思ってたんですね。
 色合い加工されてて「ど紫の衣装」はそんなに気になんないけど、なんだかなあ。
 私が黒沢版三十郎大好きな所為も、多分にあるのは認める。
 織田裕二とっくに四十郎じゃねえのかという疑問もとりあえずはスルーできる。
 しかしどこが引っかかるのかを突き詰めたら、結局トヨエツ半兵衛にたどり着きましたよ。
 いや別にトヨエツに恨みはない。ええ役者さんだよなと思う。
 だが室戸半兵衛はトヨエツでは無い……気がする。半兵衛は三十郎より若くて、自信に溢れてて、あふれる才気が微妙に狂気に近寄っている感じの鞘の無い抜き身の刃、言わば「もう1人の三十郎」だったと記憶するのですが。
 半兵衛は切れ者だが自信の分だけ妙に素直で真っ直ぐな感じがして、逆にそこが狂気じみてて怖いのである。
 つまりだ。そのなんだ。もう少し若いキャストはいなかったのですか、と……。
 三十郎の方が老獪なんだよ、半兵衛より……。
 そんで老獪でおっさんな三十郎が、天然おっとりさんの奥方に翻弄される所にぐっとくる訳で。あの襖にのの字のシーンは最高におかしい。

 あと記憶を反芻するとあれですね。黒沢監督の撮る男の色気ってすっげえなあとしみじみ思います。
 並べて思い出すと三船三十郎の、仲代半兵衛の、色気がむしろおっかないですよ。

週末の話。2007/12/10

 外の愚痴はうちに持ち帰らない。家の愚痴は外へ持ち出さない。
 まあ、実際は結構出したり持ち帰ったりしてるのですが、一応これ私にとって行動規範のひとつなのですな。
 かと言って家の中のゴタゴタを、家の中だけで処理しようとすると案外火力が強くて処理に手間がかかったりする訳です。
 朝親に楯突いて、昼出かけて、夜になって帰ったら母親が飲んだくれて機嫌が悪いと言うこの居たたまれなさ……(笑)。鎮火するのに月曜までかかり申した。
(私信:愚痴った件はとりあえず親には言うだけ言って、現在保留中です。ありがとうございました。)
 そんな訳で土曜日は忘年会で、いやっほーいな頂き物をしたにもかかわらず、そっちのお礼やら報告やらが遅くなりました次第です。ごめん。

 ちょっとと言うか大分前の記事になりますが、こちらをご覧下さい。
http://12digit-cactus.asablo.jp/blog/2007/08/04/1701036
 この時探していた本を、なすさんから頂戴しました。
 うわー、そうだこれだこれ。
 ただ、やっぱり人の記憶ってあてにならないもんだなあ……。
 読みたかったエッセイは確かに『饗宴』で合ってるんですけどね。
 これ、作者が病気になったんじゃなくて、「絶食を命じられるような病気になった人から聞いて、自分がそんな目にあったらどんな想像をしたら気が紛れるか」を前提にした妄想でした。
 そんでもって鳥をマトリョーシカ状態に詰めて詰めて、その最後の鳥の腹に詰めたオリーブだけをペーストにして食う話はもっと後ろの『文学に出て来る食べもの』というエッセイに書いてあった話でした。
 でも『饗宴』がナンセンスコメディの世界なのは事実。うわあそれもっともらしく名前や詳細が書いてあるけど絶対嘘やろ、と言いたい料理とかごろごろ出てきます。
「非常に空腹になっている人間の必死の妄想を並べたもので、今食べられる料理とそうでないのをごっちゃにしていることを忘れてはならない」
 としっかり注意書きが入ってますもの。むしろ言いおいて置けばいいってもんじゃないという気すらする。
 そのあり得ない料理が旨そうだっていうのがこの人のすごさだよなあ。
 なんのすごさって、食い意地の……。

 もう1つの頂き物はりん姐さんから、奈良市写真美術館のお土産、入江泰吉の写真しおり。
 館の案内がまずもって「建物のデザインが黒川紀章」だと言うのがおかしいです。とても。落ち着いたら見に行きたいなあ、入江泰吉の写真。

 なすもりんも、ありがとうね!大事にします。

今週のTQ感想文。2007/12/12

 先週、あんだけ大騒ぎしていた訳ですが。
 やはり8時半はきちんと回っていて2週連続スペシャルでもなかった訳で。

 何事も無かったように業務用冷蔵庫の下からお戻り遊ばした檜垣さん(&要救助者)に、感動する前にちょっくらコンボライジングニー位かましてもよろしいかと承認を求めたい昼休みでございました。

 んもう馬鹿!紛らわしい下敷かれ方すんなよ!(八つ当たりである)
 返事をしろとは言わん、外へはみ出してる手の、指くらい動かしてもらえんもんでしょうか、わきわきと。(それではただのギャグ漫画だと言う指摘は甘んじて受けよう)
 冷蔵庫の下から覗く血溜まりと手に、色々深読み裏読みの果てに相当彼方まで行ってしまった、俺の一週間分の想像をどうしてくれる。ああどうしてくれる!
 いいんだけどね、まあ……かっこよかったからさ……。死人が出て欲しかった訳でもないし……。
 ちょっとこう、なんだ。やるせない。

この機会だから。2007/12/16

 昨日を持ちまして一応年内の授業は終了しました。年明けは7日からですが。
 この機会だからご家族や同居人に、きちんと自分の勉強しているのがどんな資格で、どんな現況でどういった状況が予想されるのかをきちんと伝えておくように、という訓示が出ております。
 理由が「試験近くなって精神的にキツいとき、ほぼ確実と言っていい率で八つ当たりをすることになるから」。
 ……まあね。試験近くなってくると、さすがに近い範囲で「校内でやおら服を脱ぎ出す男」は聞いただけで見たことはないものの、奇行に走るだの、うつろな目でぶつぶつ言いながら歩いている変質者スレスレ位の話なら、学校周辺で普通に見たり聞いたりするような試験だしなあ。

 えーと、公認会計士試験が、どんな感じなのか印象を言うと。
 全国から集まった志願者全員に半年間ヒヨコ隊研修を受けさせ、それを高い所から金融庁や協会のお偉いさんが「ククク…競うがいい、真の合格者は約2%……」とか言ってるようなイメージだと思って下されば。
 どこの福本だ。
「会計士に必要な資質はまずマゾであること」という台詞が冗談に見せかけた本気としか思えない様子でまかり通るあたりが実際福本の世界なのかもしれない。
 去年はハタチなりたてピチピチだったお兄ちゃんが、今年は淀んだ目で俺この腹マジヤバくないとか言いつつヘルシアウォーターを愛飲する歴としたおっさんになるような試験です。傍から見てるとその急速な老け方の方が遥かにヤバいぞ元少年。何があったんだ。
 なんでそんなことをこんなとこで書いているのかと言うと、まあなんだ。
 家族以外に醜態晒す可能性が1番高いの、ここの日記ですもんでねえ……。
 出来うる限り、八つ当たりは避けたいと思っていますが、5月辺り妙なこと書いてたり、妙に書き込み頻度が下がっていたりしたら「ああ、お疲れなのね」と思って流して下さるといいなあと、思います。
 ここんとこ、ちょっと自分の自制心に自信が無くなってきたので予防線は張っておけと。
 ん、でもま頑張りますよ。
 いまだ得意科目が企業法しかなくっても(笑)。どこまで行っても試験は国語力なのか、俺は……。