龍如プレイ日記:第12章「再会」2013/03/10

 何となく龍が如く5の発売日にプレイ終了が間に合わなかったのが案外ダメージで、しかも真島の兄さんは既に退場済みだしここから登場人物は減る一方だし……。という間に神室町から足が離れて4ヶ月。
 やっと12章終わらせました!イエーあと1話ー。
 勿論触らないうちに戦闘は更にへちょくなり、PS2も再び起動に小1時間に戻っておりましたともさ。
 うん、おれこのゲーム終わったらPS3開けるんだ。
(既に5はPS3同梱パックで入手済み)(あほである)

 さて、12章。
 話自体はムービー主体で、実は短いんですよね。
 まずは寺田を追って芝浦へ行きます。
 近江連合の人だというので、ほら色々襲われたりもしてるもので、警戒しつつ着いてみたら案外チンピラの皆さんがフレンドリィ。
 そして埠頭の隅っこに居る移動武器屋がさりげなく暴利。ごめん覗いただけだ。
 このゲームにおける武器屋の弱味ってね、武器をなくしやすい(使用可能回数もさることながら、手放した状態で戦闘終了するとそのままさようならです)+武器を使う事で使えなくなるバトルコマンドが多いことにあると思うんですよ。
 要するに武器美味しくない。
 基本生身の方が小回り利いて買ったもの無くさないで便利。使いたい場合は現地調達が基本。

 一渡り話も聞いてコインロッカーの鍵も拾い、船の方へ歩み寄るとムービー開始。
 寺田さんが大変柔らかい目でこちらを見ておられる。遥ちゃんによると、バッティングセンターで簀巻きにされてたところを助けてくれたおじさんは多分あの人だと。
 寺田さんは優しそうではありますが立派なガタイと強面のいかつい顔立ちです。遥ちゃん、ほんとにあんた物怖じしない子やの……。
 そんなことを思いつつ船の中へ上がり込み、甲板でコインロッカーの鍵を拾ってから中入ります。

 おやっさん、お元気そうで何よりです。
 ていうか一時は意識不明だったり重傷なので担いで逃げたりという話を聞いたように思うのですが、正直ピンピンしてるじゃないですか。
 寺田さんは元ヒットマンで、おやっさんには返しきれない恩があるというのですが、それが何かはまだ不明。
 寺田さんが席を外し、おやっさんと桐生ちゃんと遥ちゃんのみになったところでおやっさんの昔話が始まります。

 まずは10年前、堂島殺しの一件からスタートです。
 事件のショックで記憶喪失になった由美ちゃんは、病院脱走の後何でだか自分の育った「ヒマワリ」にたどり着き、そこから風間のおやっさんに引き取られます。そして記憶回復の足しにならないかと昔の写真や近しい人の写真を見せたら、錦山の写真で恐慌状態になる由美ちゃん。
 ほら見ろ。だからパニックになると乱射する癖は止めた方がいいっていったろ錦。
「それで俺は知ったんだ。本当は誰が堂島組長を殺したのかを」
 つまり好きな子を助けに行ったつもりで、うっかりやり過ぎてしまったが為に彼女は恐怖のあまり記憶障害を起こして逃走。かつ親友が庇ってくれたことは彼女の反応からおやっさんにバレて、表沙汰にはされないものの以降監視対象として警戒される、と。
 何だろうこの錦の不憫具合。
 そんでおそらくはバレてることも感じつつ、桐生ちゃんへのコンプレックスはこじらして、桐生ちゃんが庇ってくれた最大の理由であるところの妹はあっさり死んでしまい、「もう誰も信じない」状態で出世街道に血道を上げていたかと思うと、つくづく哀れ。

 それはさておきその後の由美ちゃんの話。
 風間のおやっさんの元で養女のように暮らしていたある日、彼女に縁談がくる。
 3代目会長の世良さんがバックアップしていた警察官僚、神宮。ヤクザと繋がりのある政治家志望の警察官僚ってその時点でかなりアウトだと思うのだけど、一応将来有望でカタギの男。由美ちゃんには記憶がなく、つまり桐生ちゃんとの仲も忘却の彼方。
 お養父さんとしてはいい話かもしれないという判断をしたと、いう話をおやっさんは桐生ちゃんの目を見て話そうぜ。知ってたんだろ2人の仲。
 そして程なく生まれたのが遥。つまり遥の母は美月でなく由美である。知ってた。(2以降の人物紹介には最初から書いてあるからね、由美の娘って)
 しかし娘まで生まれたものの立場は依然いわゆる「内縁の妻」であり、戸籍上独身の神宮に総理の娘という逆玉の縁談が来てしまったので由美ちゃんは身を引き、遥を連れて実家(=おやっさんち)に戻って来たところまでは平和だった。
 総理の婿に隠し子がいるということが、神宮にとって致命的なスキャンダルの種だということに神宮自身が気がつくまでは。
 うん、ここの神宮が中々どサイテーでしてね。
 スキャンダルを嗅ぎ付けたライターを殺しちゃって、その死体の始末のついでに元カノと娘を殺してくれとオロオロする様が大変小物臭くてみっともない。すごく、腹立たしい。
 で、しょうがなしに澤村母子を殺しに来た世良会長と、2人を頑として守るつもりのおやっさんで揉めている間に由美ちゃんの記憶が復活。わぁ修羅場。
 そして「澤村由美が居ては困る」神宮の依頼と母子の生存を両立する為のおやっさんの策が、架空の人間「澤村美月」。
 あーニンベン師の話のアレか。出生登録から学校の入学卒業、その他必要な記録の上だけで存在している人間丸ごと一人の「偽造」の依頼。そして遥は「美月の娘」として「ヒマワリ」へ。
 さて、この度の「100億の件」とは何ぞ──と言う所まで話が来た所で、おや表に誰か来たようだ。

 桐生ちゃんのバトル前ムービーは……桐生ちゃんはほんとに喧嘩が好きだなぁと……。イキイキしてるなぁと……。
 甲板の雑魚こと嶋野組構成員を倒し、そして船に盛大に投げ込まれる手榴弾から逃げて埠頭へ上がれば、寺田が別口で逃がしてくれた(細かいルートを気にしちゃだめだ)おやっさんと遥が待っている。
 そこへやってくる、嶋野組の増援、と嶋野組長。嶋野組長が勝ち誇る所へ駆けつける風間組の増援、そして若頭の柏木さん。
 ドヤァな顔で「屈強なクリスマスプレゼントをお持ちしましたよ」キタコレ。
 おかげでボス戦は基本的に組長だけ相手してればいい、らくちん設計ありがとう柏木さん!
 どうらくちんかと言うと、組長実は刀さえ取り上げてしまえば葬式会場であった時と全く代わる事なく、キックコンボだけでほぼノーダメージのまま倒せる。ぐっ。
 でもそんな脇が甘過ぎる組長だからと言って、とどめを刺さないまま背中向けちゃうのどうよ桐生ちゃん。
 ほーら落ちてた手榴弾が嶋野さんに拾われておやっさんと遥の方へぶん投げられ。嶋野さんは寺田さんが撃って止めを刺したけど、手榴弾は爆発してしまう訳で。
 風間のおやっさんが庇ってくれたので、遥は無事です。おやっさんカッコいいので手榴弾が本来描くべき放物線とか爆風の方向とか考えない。ここからおやっさんの死亡イベント開始です。

 斯様なまでにムービーだけで進んでいく回なので、一々そのダイジェスが長ったらしくなっている事が心苦しい。
 おやっさんが虫の息で語り出すのはまず100億の件について。
 3代目会長が神宮にいよいよ見切りをつける事になり、風間のおやっさんと図って神宮を失脚させる為、ロンダリングを依頼されて預かっていた神宮の裏金100億を取り上げる事にしたこと。由美ちゃんはその実行犯に志願して、その為に「アレス」のママになったこと。
 そして身の危険がかかることを予測して会長が遺していった遺言状を桐生ちゃんに渡した上で、最後の打ち明け話が来ます。
「ヒマワリ」はおやっさんがヒットマンやってた頃の、ターゲットの遺児の面倒を見るべく作った施設。桐生ちゃんにとって実は実の親の仇に当たるのが風間のおやっさんとなります。
 ………えっと。おやっさんはいつヒットマン廃業したんだっけ……今いる子はおやっさんとは関係ない子もいるんですよ、ね?(首傾げ)
 まぁ大事な所は「実は親の仇だって事黙っててごめん」だからいいんだが。
 そして事切れるおやっさん。桐生ちゃんは悲嘆にくれつつも由美を助けに、そして錦山と神宮をぶちのめす為にミレニアムタワーの「アレス」へ趣くのでありました。

 次回、最終章!あとちょっとーだけどこれ(攻略本めくりつつ)戦闘山程あってそれはそれで面倒……いや何でもないっす。近日中に!

龍如プレイ日記:第11章「仁義」(2)2012/11/25

 まず、廃ビルから拾って来たコインロッカーの鍵で入手したアイテムをご覧頂きたい。
「『ある極道のノート』だ。舎弟による真島兄さんの研究成果のようだ。」
 という訳で、開く。
「○月▲日
 まったく…真島の親父はドスを持つと人が変わって誰も手がつけられねえな。
 おびえて突っ立ったりうずくまったままだとドスのエジキにされちまうからダメだな。あと、倒れたらすぐに起きなくちゃダメだ、踏んづけられてボコボコにされちまう。
 でも、気づいたけどキレた親父って真っ直ぐ突っ込んでくることが多いな。頭抱えて横に飛んだらアッサリ避けられた。」

 目に……浮ぶようです……。愛されてますね兄さん……。そして超武闘派の割に変にアットホームな気配が漂うのは何ででしょうね真島組。
 そんなことはさておき。
 さ、9才の少女を連れてソープに行くという荒行に行きますか。シンジの嫁と俺の嫁に会いに、いざ「桃源郷」。
 ああ、そっか7話で遥とのサブイベントとかおねだりとか無理に全部回収しなくても、ここで回収すればいいんですね。道理で7話があまりに詰め放題だと思った。

 というか花屋……。この蒸気で蒸し上がるビルを「普通のビル」と思う人はあまり居ないと思うよ……。
 会員証があるので門番はあっさり通してくれましたが、受付はさすがに止める。
 子連れはお断り。そりゃそうだ、子連れで店内で(略)なことされたら警察来ちゃうからね!風営法でも特に規制の厳しい業態だものねソープ!また「社会勉強の一環」で押し通そうとする桐生ちゃんも、半分以上ヤケと見る。無理ですよ!
 ただ、前にライターの桃子ちゃんから聞いた通り、この受付君気が弱い。ので半分脅して強引に入っておK。って、うん。まぁ。大丈夫このゲームの文法にはいい加減慣れて来た。
 だから「普通にアケミちゃん呼び出してもらう手はねぇのかい」というツッコミは今更入れねぇよ!
 そしてアケミちゃんのお部屋はどこなのか聞いてない。のでぐーるぐるあっちこっち見物する。うんまぁ攻略本持ってますから知ってるけど4階の一番奥ってことは。でも途中に開けられる部屋があるとやっぱり開けるよね。
 おねーちゃん達にめっちゃ怒られます。
 大体お姉さん達は皆さん容姿端麗のみならず、大変真面目で気だてもいい模様。何よその天国。1回ひゃくまんかー。そっかー。

 そして、アケミさん。
 うわ、思ったよりこう……何だ。かっけぇ。そっか「シンちゃん」か……もしかして年上女房だったりしたのかなぁいいなぁシンジ!
 にしても。
「今抱えてることが済んだら結婚しよう」て、何て王道な死亡フラグを立てているんだいシンジ。ここまでベタなのは久々だよ!
 さて、風間の親父さんですが。
「シンちゃんの友達が連れて行った」……?「近江連合の寺田」……?
 大丈夫なのかそれ、といういやな予感を覚える頃「桃源郷」前にあの方がご到着。
 うん、「俺の嫁」の方が。
 ダンプトラックで強行突入してきます。
 思わず運転免許の受験資格を確認に行ってしまったので自信を持って言えますよ。
 大型車の無免許運転はやめようよ真島の兄さん!危ないよ!
(ちなみに普免なら隻眼でも視野角150度以上あれば取れます。豆知識)

 で、「何があったの?」と驚く(そりゃ驚く)アケミさんと遥を置いて様子見に、真島組の構成員を倒しつつロビーまで下りたつもりだったんだけど、ロビーまで行ったら「遥とアケミを連れて下りて来てる」状態なのにちょっとびっくりする。銃弾飛び交ったりなんかしてたんだけどな。スリップ1枚のお姉ちゃんを連れ歩いていいのかい。
 そして「真島の兄さん……。あんたまだ生きてたのか」という桐生ちゃんのバッサリ加減にむしろ惚れそう。えーと、何日前なんですか先の真島戦は。桐生ちゃんと死闘した上に舎弟のドスを腹に食らって倒れて数日でコレ……元気な人だ。そんなに桐生ちゃんが好きですか。
 にしても。兄さんは桐生ちゃんの神経を逆撫でてイラァッとさせる方法としてしばしば「下ネタ」「関係ない女の子へのセクハラ」を選択する訳ですが、これがなぁ。いやイラッとはするんだけど。
 無理……しないでいいんですよ……的な居たたまれなさの方が勝つんだよな。だってこれ四十男のする性的イヤがらせじゃねえ……。
 中学生と言いたい所ですが正直これは……小学校高学年男子の「ぼくのかんがえたすごくわるいかたきやく」……。兄さん割とこまめに演出計画立てて相手にどう見えるか計算して掛かってくるんだろなー。桐生ちゃんのツッコミ待ちかい。目頭が、熱い。
 まぁお姉さんの受け答えが気に入ったのもあり、桐生ちゃんの呼び方が「真島の兄さん」から「真島」へクラスダウンする頃にはご満足頂ける模様。
 戦闘!頑張った!すげえ頑張った!以上!

 さて、これから近江連合の寺田に会いに、芝浦ふ頭に行かねばなりません。船の中だってさ。
 そうだ、シンジのお骨はアケミさんが連れて帰りました。よかったな、アケミさんは本当にいい人だ。

 芝浦行きの前に準備をしたいのですが、桐生ちゃんは相変わらず遥ちゃんを連れ歩いております。
 どうしよう 武器屋(表向きはアダルトDVD屋)に入れない。いや入れるけど入ったら信頼度が10下がるんだ……!まぁスタミナンがあればなんとかなるかなぁ。近々頑張ります。

龍如プレイ日記:第11章「仁義」(1)2012/11/19

 間が空きました。だってね、11話なの。つまりこの話のボス戦の相手って真島の兄さんなの。
 せめて、レベルは上げておきたいじゃない?
 で、えーとレベルはMAXまで上がりまして、その後も湧き続ける喧嘩相手とまったり遊んで武器も買い、それでもプレイヤーの腕の方はちいとも上がらんのだよ!泣くね!えーとフィニッシュホールドは一応できますが、3種の打ち分けは出来ません。古牧流は相変わらず「捌き打ち」の特訓で止まっています。全体に△(『極』。ボタン一発で出せる超必)頼みだなぁ。
 だめすぎる。

 さて、11話。
 10話のプレイ日記の最後でちょっと触れたけど、まずは冒頭のムービーから。
 シンジと麗奈のご遺体は、とりあえず「賽の河原」でお弔いを出してもらう模様。あーうん身よりも組もないんだね……。
 そんな話でしんみりしている直後に「錦山組の田中の頭は実は風俗好きでな。知ってたか、桐生」は正直吹く。
 そして「……あぁ。」と応じる前に何で目を逸らすの桐生ちゃん。何その「言わないでやってくれ」的な態度は。ははぁ、さては昔何も知らん頃のシンジ君面白がって風俗に連れてったの桐生ちゃんだろ。とかつい思ってにやにやしている暇もなく、例の台詞が飛んで来ます。
「おじさん、ソープってなに?」
 そっと距離を取る逃げ腰な伊達さんと空気と化す花屋を、僕は温かい目で見守りたい。
 ……概してな。何も知らないだろう相手に説明をしにくい言葉というのは、後ろめたい部分があればある程答えが苦しくなるというものだ。まして「頼れる大人」という猫の皮を被っていたい相手にならば尚更である。
 つまり回答者として一番苦しい思いをするのは桐生ちゃんである。
 そして場は桐生ちゃんと遥ちゃんの1対1。ファイッ。
「ソープってのは……その……風呂屋だ。いやサウナか?」
「お、俺に振るな」
 残念、コーナーへ手を伸ばしても伊達さんは助けてくれないな桐生ちゃん。そして遥ちゃんも逃がしてくれない。
「銭湯ってこと?」
「とはちょっと違って……その…うーん……」
 歯切れ悪くもにゃもにゃする桐生ちゃんに対し、遥ちゃんはにっこり、ゆっくりと追い打ちをかますのである。
「おじさんは、行ったことあるの?」
 追い打ちというよりとどめだな。
 遥ちゃんやめておじさんのライフはもうゼロよ!(腹を抱えつつ)
 で、完全に追い込んだ所で遥ちゃんは「嘘。大丈夫、私ちゃんとどういう場所か知ってるよ」と解放してくれるのであるけれども。
 神室町を数日うろついてるだけでソープとは何ぞや、を習い憶えるのは難しいのと違うかな、という疑問は心にしまっとくことにする。
 大体7話のスタミナンXの飲みっぷりとか、サブストーリーで「いつも『ヒマワリ』で皆で見てるの」というスポーツがボクシングだったり(あしたのジョーかよ!)、大体において遥ちゃんの知識は変な所で偏りがあるというか正直おっさんなのである。「ヒマワリ」は子供に何教えてるの。というかこの悪気のない偏り……風間のおやっさん、「ヒマワリ」ってまさか元組員がやってたりしてませんか。ねえ。

 まぁそんなこんなで「桃源郷」のアケミちゃんに会いに行かねばなりません。
 しかし、アケミちゃんに会いに行くには問題が。まず、「桃源郷」は会員制。しかも、会員証がレアアイテム。裏で売買される価格は100万以上。高い!と思ったけどよう考えたら「桃源郷」は遊ぶのに「1回100万はかかる」んだから、まぁ……比較すればそんな暴利なお値段ではないですね会員証。
 正直「シンジの財布探せば出て来るんじゃねえの会員証」「ていうかシンジの携帯に彼女のプライベートな番号入ってるんじゃねぇの」と思ったりもしたのだけれど、そこへ突っ込む野暮な神経じゃぁこのゲームを楽しむことはできないわけで。わけで!

 まず以前「桃源郷」で働いてた女の子が持ってるんじゃないかな、とのことで元「桃源郷」従業員のキャバ嬢、シンメイちゃんを訪ねて「シャイン」に行きます。シンメイちゃんとの交渉の結果「偽造パスポートと引き換え」という条件を提示されました。
 しかし単なる偽造パスポートではなく、戸籍に至るまで作成してくれる限りなく完成度の高い偽造の専門家ってのもすごいな。「ニンベン師」ね。
 そう言う訳でおつかい桐生ちゃん今度は「ジュエル」に行くであります。窓口だ、と聞いたアヤカちゃんにざっくりしらばっくれられたので、何も注文しないまま即店を出る桐生ちゃんよく考えれば割とひどい。
 で、一旦表に出るとダンビラ下げた物騒なチンピラが店の中へ入って行く。のでそれを追っかけて戻る。
 あーはいはい。このチンピラの組織(蛇華ですけどね)が偽造パスポートを商っていて、「ニンベン師」の所為で商売上がったりだと。制裁に来た訳ですね。アヤカちゃんとママが隙を突いて逃げたので、それを追って行ったチンピラを更に追ってって、この2人を助けたお礼に偽造パスポートをゲットします。出来上がるの速いな!
 ついでに「ニンベン師」であるママから、「5年程前に風間組長から戸籍は勿論、出生記録から学校の卒業証明まで『記録の上だけで存在する人間1人』の偽造という依頼を受けた」旨の情報も得ます。それが何を意味するのかはまだ謎。

 そして「シャイン」に取って返す。
「ごめんなさい、実は人に譲ってしまいました」
 おいこらシンメイ。と腹を立てても仕方が無いので、譲った先と交渉です。お前かキャバクラ&風俗情報館水野益辰。かつて付き合っていたシンメイちゃんとの思い出の品なので手放したくない、と殊勝なことを言うもののシンメイの顔を立てて譲ってはくれるらしい。
「50万円ってとこでどうでしょう?」
 あーそっか、レベル上限まで上がっても街の中から喧嘩の相手がいなくならないのは、こういうときにも金使うようになるからなんだなぁ。そして選択肢が出るってことは値切っていいということだね。えーと、「30万でどうだ?」。よし成立。

 ここで一度「賽の河原」のアジトへ戻ります。伊達さん、遥ただいまー。会員証手に入れて来たよ!ほらほら!
「じゃぁ、俺は本庁から呼び出しがかかってるから」
 うん?伊達さん?
「9才の女の子と一緒ってのも妙な話だが、行ってこい」
 え。
 えええ。
 ソープへ子連れで行くのぉぉぉ?
 とりあえず、今日はこれまで。

龍如プレイ日記:第10章「愛の形」2012/11/02

 さて、やっと10話の話ができる。
 えーとどこからだっけ、そうだ蛇華の追っ手を振り切って、平和にきれいに夜なんか明けちゃって、きゃー☆夜明けの首都高素敵やぁーん、とかやってるところでした。
 不意に伊達さんが返してくれる携帯。あ、そーだ考えてみれば逮捕されて留置所ぶっこまれてるんだから、携帯押収されてるんですね。いやもう伊達さん何から何までナイスフォロー。「何か留守電入ってるぞ」と教えてくれるあたりも非常にオカンぽい。
 メッセージはシンジからで、要するに桐生ちゃんの動向が見事なまでに錦山に筒抜けだ、と。つまり桐生ちゃんのごく近い距離に錦山の内通者がいるはずだから注意してくれと。
 あのさ、それ自分の位置がものすごく危ないとこだってことも、そろそろ気づこうかシンジ。
 別に桐生ちゃんは情報管制を布いている訳ではないけれど、でもシンジが心配するレベルの頻度と精度でずーっと「現在の桐生ちゃん情報」を提供できる人となると、3人しかいないよね。
 1人は伊達さん、1人は遥。狙われている張本人の遥はもちろん、伊達さんだって疑うにはちょいと無理がある。
「──伊達さん、花屋の所へ寄ってくれ」
 桐生ちゃんが頼んで、花屋んとこで出してもらう映像は数日前の「セレナ」。どこの防犯カメラだ、しかもマイクまで。というツッコミは入れ出したら切りがないのでそこまで。
 じゃぁ歌彫のとこへ行ってきまーす、と桐生ちゃんと伊達さんが出て行ったあと、錦山へ電話を掛けた人がいる訳だ。麗奈ママであるね。
 すっかり忘れていたけどそういや花屋も前に言ってましたね。桐生が来る何日か前に「賽の河原」へ遥という女の子を捜してくれという怪しい女が来た、って。麗奈さんでしたか、そーですか。

 ……なーにが「情報は権力のところに集まるんだぜ」ですか。この辺が錦の残念なとこですよねー。
 とりあえず一度きちんと話を聞くべくセレナへ向かいます。やぁ昨日は散々暴れちゃったからなー。お店どうなってんだろ、とドアを開ける。

 俺はここまで荒らした覚えはないぞ。
 無人の店内はカウンターの中まで余す所無くぐっちゃぐちゃで、そしてカウンターの上に置き手紙。えーとざっくり言うと。
 錦山に惚れていたのでずっと悪事に加担してました、でもこのままじゃいけないって思ったから私なりのけじめをつけてきます。ごめんなさい。
 足下を見れば、結構な大きさの血痕がある。
 つまりヤンデレに惚れてたヤンデレが、桐生ちゃんの居ない間に病みイベントと死亡イベントを同時に発生させたと。
 やめてあげて。
 そこへかかってくる電話の相手がシンジですが、おーい声があからさまに重傷患者ですよー。
 麗奈さん、錦山を呼び出して襲ってみたものの返り討ちにあった模様。そしてシンジは一緒に始末されかけたので現在麗奈さん抱えて逃亡中とのこと。つまりこの血の染みはシンジ君か麗奈さんのであるね。
 すぐ行くと言いながら、まずは装備換え……ようと思ったら、明らかに足りてない。色々足りてない。ごめーんちょっとドンキ行ってくる!(大変残念な桐生ちゃんであることが誠に遺憾であります)
 とまぁ「セレナ」を飛び出せば、道の要所要所にちょっとギョッとする量の血溜まりがありましてですね。2人の追っ手となっている錦山組の連中まで襲って来る訳ですよ。どんどん状況が深刻になっていくのを伝えられながらもアイテム買いつつ、装備をもう一度換えつつ、牛丼も食いながら追っかけて行く訳です。遅い。
 にしても、シンジがねぇ。手負いでありながら、追っ手と戦って怪我を増やしつつ叩きのめして、麗奈ママ抱えて逃げて行く訳ですよ。どうやら「田中の頭」は人望もあったようで(今更ながらシンジの名字は田中である)、その腕っ節の強さを含めて惜しまれていたりする。桐生ちゃんのいない10年の間に立派になってたんだなぁ。
 こういう形でジワジワくる死亡イベントって結構キツい。
 そして血の跡を追い、情報を拾いつつ、ある廃ビルの中へ戦場を移します。わーい銃を持ってる敵が一杯だー(棒読み)。防弾チョッキ装備でも防げるのは正面からの弾のみなので、うっかりすると蜂の巣です。そんで回復アイテムも、そろそろスタミナンXXではしんどくなってきましたね……。あ、やってもた。
 回復アイテムをスタミナンXXから買い直して来たスタミナンロイヤルに入れ換えして、再トライ。
 廃ビルの屋上の一番奥へたどり着けば、街の噂で「銃フェチの変態」と聞いている荒瀬和人との対戦です。赤コートの2丁拳銃、かつおっさん。なるほど動きが変態だ。この人もどこからツッコんだもんかなー…。
 麗奈さんは荒瀬が登場した時点で既に故人。というか荒瀬は彼女の死体を引きずって登場するのでね。シンジはまだ息はあるものの、助かりようのない状態。吠える桐生ちゃんから戦闘を挟んでの死亡イベントは、ベタとはいうもののそれなり辛いのでコメント割愛。
 だってなぁ。廃ビルの中で麗奈さんに会わなくて、屋上に居るのはシンジだけだった、てことはどこか途中の階でシンジは麗奈さんを隠してきてたんじゃないのかなと思うのですよね。
 後から桐生が来てるのがわかっているなら瀕死の自分が連れてヤクザに囲まれながら逃げるよりも、麗奈さんに隠れてもらって後から桐生に拾ってもらう方が助かりそうだもの。
 そして桐生ちゃんが廃ビルについたときに、錦山組の組員が「荒瀬の兄貴が来る前に終わらせる」と電話で言ってるんだから、荒瀬の到着したタイミングは桐生ちゃんより大分後だ。
 とすると、シンジと、後を追ってきた桐生ちゃんとが、錦山組の連中を盛大に倒しながらビルの中を屋上まで駆け抜けて行った後で、かつ荒瀬がビルに到着する前の時間。ビル内が静かになって人の気配が無くなり、つまり戦闘状態が終わったと誤解しそうな時間が多分、ある。
 あのびっくりしたままの麗奈の死に顔を思うと、隠れていた彼女が様子見に出て来て(もしくは近付く足音を桐生と勘違いして)荒瀬と鉢合わせした可能性があるんじゃないかと。だとしたら全員の判断が裏目過ぎてやりきれない。

 今際の際にシンジが残して行ったのは、風間のおやっさんは「アケミ」という自分の彼女に預けたという情報と、100億盗難の現場に落ちていたという由美の指輪。そう桐生ちゃんが10年前に伊達さんに頼み、柏木さんを通じて由美ちゃんに渡したアレである。
 あぁ、いい男をなくしました。と思いながら10話が終わり、11話冒頭のムービーがスタート。

 風間のおやっさんは「アケミ」のところに居る訳ですが、「アケミ」というお嬢さんは源氏名本名合わせて神室町に山程いる。シンジが言うのはどの「アケミ」のことなんだ、という話になったときのことであった。
 花屋が特定するのは難しくもないぞ、というのですね。
「錦山組の田中の頭は実は風俗好きでな。」
 ごふ。
「ここ数年通ってるソープのNo.1が確かアケミ」
 ……目頭が熱い。別の意味で。
 シンジ、なぁシンジ。趣味は人それぞれで、かつソープは風俗系サービス業の頂点だ、だからいっそ趣味ならそこまで行く方が望ましいとは思うんだが。
 1回百万以上かかる店へNo.1の姫と個人的なお付き合いに至るような頻度で通ってんじゃねぇよぉぉぉ!
 この割といい男台無し加減なネタで、重くなった気分が一気に飛びました。その挙げ句に遥の「おじさん、ソープって何?」が来る訳ですよ。腹が痛ぇ。この辺のムービーはまた11話プレイ日記で書きますけど、とりあえず2度目の真島戦に備えて鍛錬に参ります。では!

龍如プレイ日記:第10章がまだできない。2012/10/30

 さて、10章へ行こうと思いました。
 10章はまぁ早い話シンジ君の死亡イベントなので気が重い、と言いつつまぁ止まった所で死亡イベントが回避できる訳でもないので、精々追っかけてさくっと済まそうか……と思ったのですが。
 廃ビル内の戦闘でボスにたどり着けずに2度程死亡しました。屋上3枚目まではいけるのですが、回復アイテムの使いどころを見極めるのが難しいです。うんまぁもうちょいガードとかスウェイとか頭とか使いなさいって話ですよ。
 一度出直してサブイベントとかで経験値稼ごうかなー、と姑息なこと考えて街をほっつき歩いてたらシンジから現在地を知らせる電話がかかって来る始末です。ご、ごめんシンジ。迷子になったんと違うんだ。スタミナンXXをスタミナンロイヤルに入れ替えてまた頑張るから。

 で、気分転換にまた古いデータからチマチマ遊び始めてみました。
 どこからやり直したかというと3章途中のデータから。ノーマルモードでぬるーく戦闘やってる分には、割とあの辺楽しいので。武器は沢山あるし、落ちてる回復アイテムも一杯だし。池へ投げ込むのもいいし、槍のモーションはかっこいいよね。
 ついでにサブストーリー「F- Cupの値段」をやり直してラーメン屋地下カジノ行きの合い言葉をゲットしようかと。あんまりカジノで遊んだりしないけど、意外と地下カジノ絡みのサブストーリーが多いのよね。合い言葉ゲットの為には他にも「余計なことばーっかする押し掛け舎弟が危ない目にあってるのを見殺しにする」という方法もあるんだけど、気が……引けるじゃない?別に見殺しにしても死なないらしいけど。
 うん、まぁ先だってどん引きしていた「F- Cupの値段」ですが、要するに途中の選択肢を間違っておるのですよ。
 でも、あのゲーム内の「下手に出ちゃぁいけない。殴れるなら殴れ、脅せるならとりあえず脅せ」という文法を習得する前にこれを一発クリアは難しいんじゃないかな。
 要するに「美人の誘いは断らないことにしてるんだ」とマイについて行き、ついて行ったくせに酒を飲むのは断固拒否。3回連続で断り続けるとバーテンがキレ始め、それを「睡眠剤入りの酒で前後不覚にさせた客からぼったくる」という古い手口だろう、と鼻で笑いつつ戦闘開始です。
 うん、かっこいいよ。かっこいいけどな桐生ちゃん。
 君、喧嘩したさにわざわざ見え透いた誘いに乗ってついてきたね?
 そう、桐生ちゃんからは喧嘩を売っていない。確かに売っては居ない訳だが、売り気配を感じた瞬間買いに走ってはいる訳だ。むしろ売らせていると言っていい。
 どんだけ喧嘩好きやねん。

 これは……あれだ。おやっさんのしつけの成果か。

 風間:いいかい一馬。人がヤクザだからって喧嘩を売ってはいけません。でもその人が喧嘩を売ったら買ってもいい。
 嶋野:人の子分をしつけに使うんやないわ。
 桐生:(売ったら買ってもいい。)(売ったら買ってもいい。)(売ったら)
 真島:桐ィィ生チャァァァン!!!!(ドス抜いてダッシュ)
 嶋野:お前んとこのしつけは問題がある。
 風間:違う、真島の忍耐力が足りないの。

 そんな「動物のお医者さん」パロディがどれだけの人にわかると言うのか状態ですが、柏木さんこの人の分別は紙より薄いと思います。
 そんで喧嘩が入れ食い状態になってるところで「おじさんが危険な目にあっちゃう」とか遥に気を遣われたときの桐生ちゃんのショックと、それと裏腹な感動も推して知るべし。

 それはさておき、ぼったくりバーでの戦闘後に詫び料を受け取らず、更に脅すことで地下カジノ入店の合言葉が手に入ります。
 地下カジノ絡みのサブストーリーでは、例えば7章の遥とお出かけ中に発生する「カジノロワイヤル」がある訳ですが。
 きちんとそのストーリーを終える為には必勝確定のチートアイテムを全部注ぎ込んでも足りない額をカジノで勝たねばならんので(つまり自力で稼がなきゃならない)まだ終わらせていないのですけれど、そのイベント開始のムービーがなんというかねぇ。
 遥ちゃんがいい笑顔で微妙に黒く、かつ桐生ちゃんが大変わっるい顔でしれっと意地の悪いことを言うのがたまらない。
 いいコンビだ!いいコンビだ!

 カジノで一千万稼ぐのと、壮絶な喧嘩に行っちゃうのとどっちから頑張ろうかなあ。