昨日は2010/01/18

 古い友人達との新年会行ってきました。と言っても私は二次会の途中参加という半端ぶり。だって顔が見たかったんだよう。
 場所は関内、神保町からメトロで東京駅→東海道線→横浜乗り換え根岸線というルートを使ったんですがなんつーかね。品川〜川崎間の急速に盛り上がる旅の気分ってなんだろね。心無しか気温まで違うぜ。
「すいません熱燗ってありますか。あぁ、じゃぁえーとこの『ゆき小町』っての熱燗で」から始めて「すいませんプレミアムモルツ」と続けて「すいません熱燗もうひとつ」で締める飲み物ルート。
 ええ、言われましたとも「それはビールが先だろう」って。
 でも久々の熱燗うまかったですよ。あーいうお湯にどっぷり徳利漬けた1人お燗酒ツールがあるんだなー。飯も酒もうまいいいお店だったなぁ。
 で、楽しいのとうっかり空きっ腹に酒(熱燗……)入れちゃったのとでいーい具合にテンション上がったので、後から思うと色々心配な所もあるのだけれども、楽しうございました。

 で、面子の中に下の記事にピックアップした「とっても不幸な幸運」を回してくれた友人がいたので色々感想も語ってみたのです。人とはやっぱり意見を交換してみるもんだ……。
 キャラクター性の有無と強さ、ってことですが。
 正直「しゃばけ」の方が筋としてはもっといい加減だし、妖怪もんで江戸ものだからファンタジーでいいと思ってるだろ、ってところもあるんだけど、それでもどっちの方が面白いかって言うと「しゃばけ」なんだよ。
 何故ならばキャラクターと、ある種のお約束が確立されているからである。
 えーと、そんな訳で追加を言えば。
 人数的にはおっさんのてんこ盛りなのに、あまり個として感じられる人数が少ないってことは。
 おっさんまみれの割に、おっさんキャラのバリエーションに乏しい。という結論が加わります。
 正直に言おう、名前が違うだけで印象が全く同じと言うキャラクターが結構居るのだこの小説。
 話し方も荒っぽい系(店長&店員&元店長)、丁寧系(基本的にお客はこっち)の2パターン。一貫性がない人は、そんだけイメージが散漫になるのでより存在感が薄くなります。
 多分登場回数も多くて設定的に私ホイホイなはずの花立さんに格別の印象が無いのは、会話パターンも含めてメイン話と他の話で野次馬やってる時との印象に一貫性がないからですよ……。
 いやだって花立さんさ。警察キャリアだよね?キャリアってことは警察「官僚」を指しますよね室井さんですよね?あの現場叩き上げ感ばりばりのメイン話は何なのかと。
 とか言っといてなんですが、えーと面白いのは本当ですよ。作品として瑕疵が少ないってのも本当。
 ことに少女漫画系の、紳士的なおっさんが好きな人にはこたえられないだろうと思います。
 青年漫画系のおっさんが混ざってたら尚良かったと思う方が贅沢なんです。渋い系とスケベ系、腹黒狸系と揃えば完璧だった。

 と書いた所で自分が「有明オヤジクッキー」の類にぴくりとも興味がわかない理由がわかった。
 あんなもんの絵柄に青年漫画系のおっさんがいようはずがないからである……。
 そりゃぁ佐藤浩市はかっこいい、寺尾聡なんか妖精のようだ、渡辺謙の渋さも捨て難い、そういう方々を鼻の下を伸ばして愛でることに吝かではない。だが鶴瓶や小日向文世や船越栄一郎、大竹まこととかそういうおっさんも大事にしたいんだよ!勿論高橋英樹や松平健と言った時代系のおっさんも大好きさ!
 バリエーションって、大事ですよ。ね。

コメント

トラックバック