血界アニメ5話「震撃の血槌」感想 ― 2015/05/07
えっと。
今回が3巻後半。次回は5巻前半。もしかして4巻ってアニメにしな……い……?
さて、推測で凹んでてもしょうがないので感想文行きますよ。
前回に引き続きプロローグ「パンドラム・アサイラム・ラプソディ」カット。
うん、仕方ない……仕方ない。アリス獄長好きなんだけど。榊原良子さん辺り当てていただければ最高ですいや何でもない。エイブラムスの本音と建前が交錯するナイス対応クラウス!の辺りもどうやって表現するか気になってたしできれば聞きたかったんだけど。
エイブラムスは元気がよろしく案外柄の悪いおっさんなところが萌えどころですので、「このコンコンチキが。凝固させるぞクソッタレ」聞けてうれしい。心無しか絵柄も前回よりこなれた感じがします。
で、まずはブローディ&ハマー。
可愛い仕上がりじゃないですか。「だったっけ。でしたっけ」とか、ああ、わかってないし敬語も怪しいな……というハマーのちょっと危なっかしいところが感じられて私は好きですね。異様なまでにマイナス感情が存在してないのがハマーのいい所。ブローディの妙に良好な関係も、そこら辺にあるんでしょうね。
多分ブローディ、最初は「ハマーを死なすと自分も死ぬ」「ハマーが血殖装甲の使い手なので、強制的な制御権はハマーにある」という所から逆らえずに渋々一緒にいる感じだったんじゃないか、と考えるのが妥当だと思うのです。
ハマーがブローディに対し威張ったり見下したりしないのと、自分の命についてあんまり頓着無くて危なっかしいのと、マイナス感情が全く無くて歯向かうのがあほらしくなったのと、そんな感じで仲良しになったのではないかなと。
元々「牙狩り(=バンパイアハンター)」だったのなら、抜かれちゃったハマーの血には血界の眷属戦に使える何らかの呪力があったのかなーと思ったりするのですが、まあ相方ができたのと、格闘技の技術自体はブローディの方が上だったりしたりしてハマー的にはトントンだったりしたらいいなあ。
(親族では無さそうなのに「クラウス兄ちゃん」と呼ぶのは、「クラウス先輩」とほぼ同義なのだと思います。つまり「牙狩り」の後輩と推測)
ハマーが血を操る能力者じゃなかったら、アリギュラの計算は合ってたんだろうね。理想のルックス理想の性格。
異論はあるだろうけど、ハマーは正直イケメンだと思いますよ。K・Kとチェインの気持ちは大体わかる。
能力発動時の「血殖装甲!」のコールが二重唱なのはとてもかっこよかった。あれなら「ただパンチ・改」もかっこいい。
大体ハマーのネーミングセンスは「僕の百裂拳」だったりするからな……。
あと、あれですか。ソフトな表現にまとめた「生きたまま刻んで潰して液状にして」の表現が「ハインズトマトケチャップ」なのは「はい!…ンズのケチャップは〜固いよね〜ブル〜ス〜♪」と組ですか。そんであんた「バツコメみそ」って……。
謎の鼻歌にきちんと音程がつくと、破壊力が違いますね。ここの節回しと「グッドラック」のとこは何度見ても私のツボです。
音の使い方が本当にこのアニメは素敵だ。
毎度燃えの塊ありがとうのバトルシーンは、また素敵な仕上がりで。
レオ相手にスティーブンがブリーフィングしてる時に、鉄橋の位置と進行方向とブンの立ち位置で少し疑問を感じていたんですが、よく見たら足下散水中で電話かけながらうろついてんのな。細かい。戦闘前だと声まで生き生きしよるブン……。割と血の気は多い方だよなあの人。
配置についたところの絵とホーンの入りがまたかっこいいね。
K・Kの狙撃、原作よりむしろ護衛バグ増えてないか。派手にカッコ良くなってうれしいけど。
ブンは、もうおれツッコまない。あえてコメントしない。大変おいしゅうございました悔しい。
クラウスの十字盾のデザインはちょっと地味になったけど、つるんとした方がトスの説得力はあるな。「ただパンチ・改」のかっこよさは前述の通り見事。
それで、原作もだけど。レオを確保しながら落っこってくるチェインが、ちゃんとレオの拘束解いてくれてる辺りに彼女のわかりにくい気遣いを感じますね。
で、恋する乙女成分ガン増しにしたアリギュラ。
原作以上に、面白かったなと。脚本よくやった。結婚式コラ写真とか、恋バナを要求するとか。そこら辺の会話も楽しかった。
で、「告りなさいよ〜」と言われて義眼が出る程びっくりするくせに「嫌です!」ときっぱり過ぎる程言いきるレオナルドが好きだ。
なので逆に、レオナルドが「助けてクラウスさん」をしこたまやるのはちょっとどうかと思う。レオは原作でも緊急事態に助けを呼ぶ前に自力解決を図る方である。原作上、身の危険に際して助けを呼ぼうとしたのは2話のゴーストワゴン(これはすぐに思い直して視界シャッフルに至る)と10巻の救難要請だけ。頼るよりは頼られる話の方が断然多いミニマムながらも兄貴肌なのがレオナルドである。と思うんだけどなあ。
まあアリギュラとの会話が恋バナだったからホワイトとのデートへ繋がる訳ですが。
ナイスアシストソニック。でも「ソニックー、帰るぞー!」の辺りなんかほんと、お兄ちゃんの口調だなレオ。
映画デート可愛かったね。ああ青春だ。そしてツインズか。
あと、少しずつオリジナルパートのところが見えてきた気がする。
「絶望王」はホワイトのおそらく双子の兄。で、「その体はさぞ便利だろう」というフェムトの意味深な言葉とホワイトの涙。それまでの、どうも兄貴に会うと機嫌が悪くなるホワイトと合わせて考えると、絶望王はOPEDで今見てるホワイトの兄貴とセットで出るオールバックの少年が本体で、兄貴は憑代とかそういう流れかな。
それともしかしてレオとミシェーラも双子かという。10巻でお前ら一体いくつだと叫んだ記憶も双子だとすればちょっとはマシに。
以上、5話の感想でした。
今回が3巻後半。次回は5巻前半。もしかして4巻ってアニメにしな……い……?
さて、推測で凹んでてもしょうがないので感想文行きますよ。
前回に引き続きプロローグ「パンドラム・アサイラム・ラプソディ」カット。
うん、仕方ない……仕方ない。アリス獄長好きなんだけど。榊原良子さん辺り当てていただければ最高ですいや何でもない。エイブラムスの本音と建前が交錯するナイス対応クラウス!の辺りもどうやって表現するか気になってたしできれば聞きたかったんだけど。
エイブラムスは元気がよろしく案外柄の悪いおっさんなところが萌えどころですので、「このコンコンチキが。凝固させるぞクソッタレ」聞けてうれしい。心無しか絵柄も前回よりこなれた感じがします。
で、まずはブローディ&ハマー。
可愛い仕上がりじゃないですか。「だったっけ。でしたっけ」とか、ああ、わかってないし敬語も怪しいな……というハマーのちょっと危なっかしいところが感じられて私は好きですね。異様なまでにマイナス感情が存在してないのがハマーのいい所。ブローディの妙に良好な関係も、そこら辺にあるんでしょうね。
多分ブローディ、最初は「ハマーを死なすと自分も死ぬ」「ハマーが血殖装甲の使い手なので、強制的な制御権はハマーにある」という所から逆らえずに渋々一緒にいる感じだったんじゃないか、と考えるのが妥当だと思うのです。
ハマーがブローディに対し威張ったり見下したりしないのと、自分の命についてあんまり頓着無くて危なっかしいのと、マイナス感情が全く無くて歯向かうのがあほらしくなったのと、そんな感じで仲良しになったのではないかなと。
元々「牙狩り(=バンパイアハンター)」だったのなら、抜かれちゃったハマーの血には血界の眷属戦に使える何らかの呪力があったのかなーと思ったりするのですが、まあ相方ができたのと、格闘技の技術自体はブローディの方が上だったりしたりしてハマー的にはトントンだったりしたらいいなあ。
(親族では無さそうなのに「クラウス兄ちゃん」と呼ぶのは、「クラウス先輩」とほぼ同義なのだと思います。つまり「牙狩り」の後輩と推測)
ハマーが血を操る能力者じゃなかったら、アリギュラの計算は合ってたんだろうね。理想のルックス理想の性格。
異論はあるだろうけど、ハマーは正直イケメンだと思いますよ。K・Kとチェインの気持ちは大体わかる。
能力発動時の「血殖装甲!」のコールが二重唱なのはとてもかっこよかった。あれなら「ただパンチ・改」もかっこいい。
大体ハマーのネーミングセンスは「僕の百裂拳」だったりするからな……。
あと、あれですか。ソフトな表現にまとめた「生きたまま刻んで潰して液状にして」の表現が「ハインズトマトケチャップ」なのは「はい!…ンズのケチャップは〜固いよね〜ブル〜ス〜♪」と組ですか。そんであんた「バツコメみそ」って……。
謎の鼻歌にきちんと音程がつくと、破壊力が違いますね。ここの節回しと「グッドラック」のとこは何度見ても私のツボです。
音の使い方が本当にこのアニメは素敵だ。
毎度燃えの塊ありがとうのバトルシーンは、また素敵な仕上がりで。
レオ相手にスティーブンがブリーフィングしてる時に、鉄橋の位置と進行方向とブンの立ち位置で少し疑問を感じていたんですが、よく見たら足下散水中で電話かけながらうろついてんのな。細かい。戦闘前だと声まで生き生きしよるブン……。割と血の気は多い方だよなあの人。
配置についたところの絵とホーンの入りがまたかっこいいね。
K・Kの狙撃、原作よりむしろ護衛バグ増えてないか。派手にカッコ良くなってうれしいけど。
ブンは、もうおれツッコまない。あえてコメントしない。大変おいしゅうございました悔しい。
クラウスの十字盾のデザインはちょっと地味になったけど、つるんとした方がトスの説得力はあるな。「ただパンチ・改」のかっこよさは前述の通り見事。
それで、原作もだけど。レオを確保しながら落っこってくるチェインが、ちゃんとレオの拘束解いてくれてる辺りに彼女のわかりにくい気遣いを感じますね。
で、恋する乙女成分ガン増しにしたアリギュラ。
原作以上に、面白かったなと。脚本よくやった。結婚式コラ写真とか、恋バナを要求するとか。そこら辺の会話も楽しかった。
で、「告りなさいよ〜」と言われて義眼が出る程びっくりするくせに「嫌です!」ときっぱり過ぎる程言いきるレオナルドが好きだ。
なので逆に、レオナルドが「助けてクラウスさん」をしこたまやるのはちょっとどうかと思う。レオは原作でも緊急事態に助けを呼ぶ前に自力解決を図る方である。原作上、身の危険に際して助けを呼ぼうとしたのは2話のゴーストワゴン(これはすぐに思い直して視界シャッフルに至る)と10巻の救難要請だけ。頼るよりは頼られる話の方が断然多いミニマムながらも兄貴肌なのがレオナルドである。と思うんだけどなあ。
まあアリギュラとの会話が恋バナだったからホワイトとのデートへ繋がる訳ですが。
ナイスアシストソニック。でも「ソニックー、帰るぞー!」の辺りなんかほんと、お兄ちゃんの口調だなレオ。
映画デート可愛かったね。ああ青春だ。そしてツインズか。
あと、少しずつオリジナルパートのところが見えてきた気がする。
「絶望王」はホワイトのおそらく双子の兄。で、「その体はさぞ便利だろう」というフェムトの意味深な言葉とホワイトの涙。それまでの、どうも兄貴に会うと機嫌が悪くなるホワイトと合わせて考えると、絶望王はOPEDで今見てるホワイトの兄貴とセットで出るオールバックの少年が本体で、兄貴は憑代とかそういう流れかな。
それともしかしてレオとミシェーラも双子かという。10巻でお前ら一体いくつだと叫んだ記憶も双子だとすればちょっとはマシに。
以上、5話の感想でした。
ザップについて語ってみる。 ― 2015/05/08
ザップ・レンフロ24才(8巻時)。
斗流血法カグツチの使い手、レオナルドの先輩、職業ヒモ。いやそれ職業か。
ギャンブル大好き喧嘩は叩き売り、女酒煙草はもちろんドラッグも辞さず借金山積み、買った恨みは数知れずという、基本「人間の屑」。
ただ妙なところでマメであり(まあマメでなきゃあんだけ見事な屑にならない)、世話焼きだとさえ言える。
斗流血法については天才の域であり、自分の斗流血法とライブラに所属しているというところにはどうやら誇りを持っているらしい。
ざっくりとまとめるとそういうことになるでしょうか。
「屑ではあるが悪ではない」というのがまずまずポイントか。
何度となくトラブルになりながら一切懲りてないという、あの辺りから考えれば後先考えてないということが最大の難点。
後先、考えてないというより考えられない、先の事を考えるということがそもそもわかっていないということなのではないかと。
予見能力が全くないんですね。
斗流血法が修得にどの位時間がかかるものなのかはわからんですが、ライブラメンバーが5巻まで師匠に会ったことがないことから、ヘルサレムズ・ロットへ来る前に師匠からは独立して、単独で牙狩りとして活動していた期間があると推定します。
とするとザップが師匠に拾われたのっていくつ位なんだろう。
あの師匠が何もできない子供を拾って育てる事ができるとは考えにくいので、面倒見られるのは12〜13才位からかなあ。小学生の相手はさすがに無理っぽい気がする。
とすると5〜6年位修行して2〜3年自力でうろついてライブラへ加入、今に至ると仮定。
だとすればザップの知らない間にツェッドが弟子になって、斗流血法シナトベの後継者になるまで育ってるのもありかな。
修行中に腐る暇は無さそうなので、屑になったのは独立してから、とは言えその種は修行に入る前からあったんだろうなあ。久しぶりの師匠がザップが屑ってること自体に疑問は差し挟んでないし、回想シーンもしゃべり方は大体変わらないし。
つまり、10代なるやならずで既に半分以上屑ってたということか。どんな生い立ちだ、ってそういうことでしょうね。予見能力の無さといい。
明日は無くて当たり前。人はいなくなって当たり前。舐められたら即命の危機につながりかねない、そんな子供時代を想像すると、色々問題はあっても師匠は弟子を真っ直ぐに育てたと言ってもいいんじゃなかろうか。
それであくまで仮定の話ではありますが、それでもザップが独り立ちしてから間無しにツェッド君を弟子に拾ってないと計算が合わないんですよね。
案外、ザップをしごきにしごいてぎゃーすか言われる日々は、師匠楽しかったんじゃなかろうか。
で、レオに構い続けでその上複数女性の間を常に掛け持ちという、お前一人で時間過ごすってことができないのかと言いたいザップのあの性分を思うと、もしかして24時間誰かに構われ続けているのがスタンダードになってるだけなんじゃあ……。
喧嘩しながらそこそこ仲良い柄の悪い父子家庭にしか見えないのはなんでだろうな。かわいいじゃないか。
にしてもこのまだまだ子供っ気の抜けない詰めの甘い感じがきちんと抜けるまでに何才位までかかるんでしょうね……。
がんばれザップ。
しかしこのザップの盛大な構ってちゃんっぷりを思ったとき、レオナルドがライブラに入る前その矛先が誰に向いてたかって考えれば、毎度仕掛ければ相手はしてくれる旦那と、あとはチェインか。年頃同じ位で美人のチェインか。
そりゃチェインがああいう態度になってもしょうがない。
K・Kに手を出さないのは、うっかり仕掛けて「手加減ゼロのマジ殺し」の目にあったらしい台詞が原作の「BLOOD LINE FEVER」であったのでそういうことだろうし、スティーブンも大体同じようなもんだろう……。むしろ仕掛ける前にわかるよな、あの番頭が手加減してくれるかどうかは……。
ライブラ内部の人間関係って本当に要石がレオナルドなんだなぁ。
斗流血法カグツチの使い手、レオナルドの先輩、職業ヒモ。いやそれ職業か。
ギャンブル大好き喧嘩は叩き売り、女酒煙草はもちろんドラッグも辞さず借金山積み、買った恨みは数知れずという、基本「人間の屑」。
ただ妙なところでマメであり(まあマメでなきゃあんだけ見事な屑にならない)、世話焼きだとさえ言える。
斗流血法については天才の域であり、自分の斗流血法とライブラに所属しているというところにはどうやら誇りを持っているらしい。
ざっくりとまとめるとそういうことになるでしょうか。
「屑ではあるが悪ではない」というのがまずまずポイントか。
何度となくトラブルになりながら一切懲りてないという、あの辺りから考えれば後先考えてないということが最大の難点。
後先、考えてないというより考えられない、先の事を考えるということがそもそもわかっていないということなのではないかと。
予見能力が全くないんですね。
斗流血法が修得にどの位時間がかかるものなのかはわからんですが、ライブラメンバーが5巻まで師匠に会ったことがないことから、ヘルサレムズ・ロットへ来る前に師匠からは独立して、単独で牙狩りとして活動していた期間があると推定します。
とするとザップが師匠に拾われたのっていくつ位なんだろう。
あの師匠が何もできない子供を拾って育てる事ができるとは考えにくいので、面倒見られるのは12〜13才位からかなあ。小学生の相手はさすがに無理っぽい気がする。
とすると5〜6年位修行して2〜3年自力でうろついてライブラへ加入、今に至ると仮定。
だとすればザップの知らない間にツェッドが弟子になって、斗流血法シナトベの後継者になるまで育ってるのもありかな。
修行中に腐る暇は無さそうなので、屑になったのは独立してから、とは言えその種は修行に入る前からあったんだろうなあ。久しぶりの師匠がザップが屑ってること自体に疑問は差し挟んでないし、回想シーンもしゃべり方は大体変わらないし。
つまり、10代なるやならずで既に半分以上屑ってたということか。どんな生い立ちだ、ってそういうことでしょうね。予見能力の無さといい。
明日は無くて当たり前。人はいなくなって当たり前。舐められたら即命の危機につながりかねない、そんな子供時代を想像すると、色々問題はあっても師匠は弟子を真っ直ぐに育てたと言ってもいいんじゃなかろうか。
それであくまで仮定の話ではありますが、それでもザップが独り立ちしてから間無しにツェッド君を弟子に拾ってないと計算が合わないんですよね。
案外、ザップをしごきにしごいてぎゃーすか言われる日々は、師匠楽しかったんじゃなかろうか。
で、レオに構い続けでその上複数女性の間を常に掛け持ちという、お前一人で時間過ごすってことができないのかと言いたいザップのあの性分を思うと、もしかして24時間誰かに構われ続けているのがスタンダードになってるだけなんじゃあ……。
喧嘩しながらそこそこ仲良い柄の悪い父子家庭にしか見えないのはなんでだろうな。かわいいじゃないか。
にしてもこのまだまだ子供っ気の抜けない詰めの甘い感じがきちんと抜けるまでに何才位までかかるんでしょうね……。
がんばれザップ。
しかしこのザップの盛大な構ってちゃんっぷりを思ったとき、レオナルドがライブラに入る前その矛先が誰に向いてたかって考えれば、毎度仕掛ければ相手はしてくれる旦那と、あとはチェインか。年頃同じ位で美人のチェインか。
そりゃチェインがああいう態度になってもしょうがない。
K・Kに手を出さないのは、うっかり仕掛けて「手加減ゼロのマジ殺し」の目にあったらしい台詞が原作の「BLOOD LINE FEVER」であったのでそういうことだろうし、スティーブンも大体同じようなもんだろう……。むしろ仕掛ける前にわかるよな、あの番頭が手加減してくれるかどうかは……。
ライブラ内部の人間関係って本当に要石がレオナルドなんだなぁ。
チェインについて語ってみる。 ― 2015/05/10
チェイン・皇。
自分に関わるあらゆるものを希薄化させることのできる万能潜入スキルを持つ「不可視の人狼」。
ザップとは犬猿の仲。
とは言うものの、ザップはしつこく二十四時間構って欲しがる方だから、それに一々つき合ってたらチェインでなくても身が持たない。
そもそも人狼局の様子見てると不可視の人狼のコミュニティは基本、女子しかいないようですから、言ってみれば女子校育ちのチェインに男子校最右翼みたいなザップの相手はきつかろう。
にしても、あんまり周りの人や自分のことをどう思っているのかも分かりにくいというか、無関心かと思ったらいきなり男気あふれるところを見せてくれるので、その度不意打ちされる思いがします。
つかめない。
いや、よく見てみれば人狼局の同僚たちとは女子会やってたりする訳ですし、リーダーのエメリア(エメリナ?)姉さんに泣きついてみたり、仲間意識を構築できない性分ではないんですよね。
クラウスはボスとして信頼してますし、スティーブンのことは憧れで、K・Kと一緒にいるシーンは少ないですが、それでも女子仲間の感じはしますよね。
チェインの、業務は基本クールにこなそうとする態度がスティーブンのまねっこだったらかわいいな。異性だとしてだけでなく、仕事の出来る大人としての意味でも憧れだったら本当にかわいい。それはさておき。
絡まなくても黙ってその場をずっと見てる、というのがやっぱりチェインの立ち位置の基本にあるんですね。
見てるだけ、ということから読みとれる性質は用心深さ、警戒心の高さです。
チェイン個人というよりは種族全体の傾向ではないかと。
人狼の能力はその気になれば諜報でも暗殺でもし放題ですから、そこら辺利用されるリスクが高くて、同族以外に対する警戒心が強いとしても当たり前かな。
警戒心が強くて、情報を集めようとするのが安心を求める本能の領域だとすれば、人狼は諜報活動にはうってつけの種族だと思います。
それに人狼局のお嬢さん方が「5人がかりで94発撃ち込んでただの1発も標的に当てられない」上に諜報に専念しようじゃないかと言う局長の意見が喜ばれることから見れば、手荒なことが嫌いなのも種族的な特徴と言えるんじゃないでしょうか。
不可視ということ、暴力に訴えなくても何物にも縛られないことに人狼という種族の誇りがあるのを感じます。
その上で考えをもう一段裏返して考えますが、人狼は、警戒心が強い反面、同族と認めた者に対しては逆に愛情と信頼が深い種族だったりしないでしょうか。
言わなくても通じるのが前提なら、表情が乏しくても言葉が足りなくてもまあアリかと。そして当たり前のように信頼しているから、逆につきあいは一見あっさりめ。要するに、言葉と説明が足りてない。
だとすると同族狩りをしようとするベルベットは本当に仲間から見ても狂人としか言いようがないんだろうな。ものを言わずとも信頼できるはずの同族がそれだというのは、心底怖いし悲しいことなんだと思う。
で、そこを踏まえて彼女の行動を考える。
唐突に見える行動の、言葉と説明が足りないのはそれでも通じる信頼の現れ。
レオが財布取られたところを黙って素通りしたように見えて後から取り返してきたり、ザップが師匠の試験で苦慮してるとこをアシストしてやったり、レオの友達なら助言を入れてやろうとしてみたり、ツェッドのエアギルス取り返すあの切り口上を、人狼仲間を守るベルベット戦の口上と比較して考える。
同族じゃないけれどそれに次ぐ、あるいは同等の深い信頼と愛。
ライブラの皆は彼女にとって紛れもなく大事な仲間なんだなあ。
ベルベット戦の口上や「基本のネジが飛んでいる」戦い方から考えて多分、チェインの感情は人狼としてかなり激しい部類でしょう。
わかりにくいところに隠された、不器用で無骨な熱血。
それは中々ハードボイルドな男前だと、思います。
チェインかっこよかわいい。
10巻のクライマックス、チェインがどこにいてどういう役割を持っていたかを考えて、どんな気持ちでいたかに思いを馳せるとたまらんね。
自分に関わるあらゆるものを希薄化させることのできる万能潜入スキルを持つ「不可視の人狼」。
ザップとは犬猿の仲。
とは言うものの、ザップはしつこく二十四時間構って欲しがる方だから、それに一々つき合ってたらチェインでなくても身が持たない。
そもそも人狼局の様子見てると不可視の人狼のコミュニティは基本、女子しかいないようですから、言ってみれば女子校育ちのチェインに男子校最右翼みたいなザップの相手はきつかろう。
にしても、あんまり周りの人や自分のことをどう思っているのかも分かりにくいというか、無関心かと思ったらいきなり男気あふれるところを見せてくれるので、その度不意打ちされる思いがします。
つかめない。
いや、よく見てみれば人狼局の同僚たちとは女子会やってたりする訳ですし、リーダーのエメリア(エメリナ?)姉さんに泣きついてみたり、仲間意識を構築できない性分ではないんですよね。
クラウスはボスとして信頼してますし、スティーブンのことは憧れで、K・Kと一緒にいるシーンは少ないですが、それでも女子仲間の感じはしますよね。
チェインの、業務は基本クールにこなそうとする態度がスティーブンのまねっこだったらかわいいな。異性だとしてだけでなく、仕事の出来る大人としての意味でも憧れだったら本当にかわいい。それはさておき。
絡まなくても黙ってその場をずっと見てる、というのがやっぱりチェインの立ち位置の基本にあるんですね。
見てるだけ、ということから読みとれる性質は用心深さ、警戒心の高さです。
チェイン個人というよりは種族全体の傾向ではないかと。
人狼の能力はその気になれば諜報でも暗殺でもし放題ですから、そこら辺利用されるリスクが高くて、同族以外に対する警戒心が強いとしても当たり前かな。
警戒心が強くて、情報を集めようとするのが安心を求める本能の領域だとすれば、人狼は諜報活動にはうってつけの種族だと思います。
それに人狼局のお嬢さん方が「5人がかりで94発撃ち込んでただの1発も標的に当てられない」上に諜報に専念しようじゃないかと言う局長の意見が喜ばれることから見れば、手荒なことが嫌いなのも種族的な特徴と言えるんじゃないでしょうか。
不可視ということ、暴力に訴えなくても何物にも縛られないことに人狼という種族の誇りがあるのを感じます。
その上で考えをもう一段裏返して考えますが、人狼は、警戒心が強い反面、同族と認めた者に対しては逆に愛情と信頼が深い種族だったりしないでしょうか。
言わなくても通じるのが前提なら、表情が乏しくても言葉が足りなくてもまあアリかと。そして当たり前のように信頼しているから、逆につきあいは一見あっさりめ。要するに、言葉と説明が足りてない。
だとすると同族狩りをしようとするベルベットは本当に仲間から見ても狂人としか言いようがないんだろうな。ものを言わずとも信頼できるはずの同族がそれだというのは、心底怖いし悲しいことなんだと思う。
で、そこを踏まえて彼女の行動を考える。
唐突に見える行動の、言葉と説明が足りないのはそれでも通じる信頼の現れ。
レオが財布取られたところを黙って素通りしたように見えて後から取り返してきたり、ザップが師匠の試験で苦慮してるとこをアシストしてやったり、レオの友達なら助言を入れてやろうとしてみたり、ツェッドのエアギルス取り返すあの切り口上を、人狼仲間を守るベルベット戦の口上と比較して考える。
同族じゃないけれどそれに次ぐ、あるいは同等の深い信頼と愛。
ライブラの皆は彼女にとって紛れもなく大事な仲間なんだなあ。
ベルベット戦の口上や「基本のネジが飛んでいる」戦い方から考えて多分、チェインの感情は人狼としてかなり激しい部類でしょう。
わかりにくいところに隠された、不器用で無骨な熱血。
それは中々ハードボイルドな男前だと、思います。
チェインかっこよかわいい。
10巻のクライマックス、チェインがどこにいてどういう役割を持っていたかを考えて、どんな気持ちでいたかに思いを馳せるとたまらんね。
血界アニメ6話「Don't forget to don't forget me」感想 ― 2015/05/11
歌うクラウス。しかもビバルディ「春」。多重録音の三重唱。
まさかの5巻の話の後にくる4巻の話。
次回「拳客のエデン」!わああクラウスがかわいいだけのステゴロ回来た!やぁっほぉぉぉい!!
……というクラウスまみれの予告編で一瞬肝心の6話の内容がキレイに頭から飛びかけた私です。すいません基本的に私クラウス廃なんです。
その上アニメ雑誌で数回分の番組表チェックできるだろとか忘れていたんです。きゃー!
それはさておき、6話です6話。
ネジです。
原作でもネジは確かにかわいい奴ではあったんですけど、正直ウザかわいいの部類でして。
キャスティングの偉大さを思い知りましたね……。声だけであんなに印象違うものかバーガー。
しかも微妙に背も低くなって、子供っぽくなったらあのウザ部分が当然に納得できると申しますか。具体的に言えばヲタっぽいところが失せた。せりふ同じなのに。
そんなことよりバーガーください。
で、ネジがかわいくなった分引き立つのがレオナルドのかっこよさ。
そもそもレオは何事にも柔軟で順応性が高いんです。
異物を排斥するという概念が無い上に、弱い相手を守るという行動が自然に身についていますから(この辺理想的にお兄ちゃん)正義感とか大上段に振りかざさなくても、ネジを助けてやるのは自然なことなんだなあと。普通につき合うということも。
つきあい方が普通だからネジが上乗せの交渉に入るのにも腹を立てる訳で。基本的に理不尽の圧力には反発する方ですよねレオナルド。
種族が同じだってわかりあえるとは限らんのだから、だからこそ種族が違うところは理由にしたらいかんし、そもそも分かり合うとする範囲の設定をどこにおくかという問題だってある。
そういうところを踏まえて考えると、名乗るときにしゃがんで視線を合わせるレオは男前だ。ほんとに。
ネジの「月より遠い世界」の感覚は、ジャックの絵のついた包み紙にも現れるんですよねえ。あのレオに通じない、つまりオリジナルの分類をしてるのは、実物を見たことがないから正式な名前を知らなくて、それで自分で勝手に名前をつけているってことですもんね。 (修正:「ペンシラー」=原画マンのことなんですね。だから「ロン・ジョミータjr」「誰それ」の問いが「ペンシラー」なんですね。説明しろネジ。いや説明の必要な相手と話したことないのか。)
自分だけの満足、現実と異なる自分だけの世界。
いっそ健気なまでの思い入れの強さと、身も世もなくねだることができるたくましさ。それに比してすべてを忘却する胞子という体質的な打たれ弱さ。ネジの生き辛さはこの話の鍵ですね。
そんなことは気にせずバーガーください。
そのネジが、あれだけボコボコに殴られながら、レオを忘れない為にそしてレオに忘れられない為に、生まれて初めてかもしれない我慢をする。まずここで来る。
そのレオが死んだと思った(実際そう思っても不思議じゃない流血量)だろうネジの絶望の形が、それまでと比較にならない強さと量の胞子になると考えると一層切ない。耐えられない最大級のストレスをその一瞬で受けたというのが目に見える形でわかる。
バーガー。
で、オリジナルパートの「ブラック兄さん」。
前々回の兄さんと違って目が青い表情が違う何よりホワイトの機嫌が違う。ああ、こっちが素か。いよいよ憑依型だな絶望王。そして釘宮無双。
細かい仕掛けで言えば、ポスターとタイトルもよかったですが、やっぱり「ラブアンドピース」を仕込まれるとは思ってなかった。紛れもないあのイントネーションでラァブアァンドゥピィースですよ。わーんトンガリ!牧師!保険屋コンビー!
トライガンを考えると、クラウスにも絶対あのクラスのえげつない設定ついてんだろなーとかわいい下っ牙見る度に思うんですけどね。
そこはまあ出てきたときに考えればいいことです。
まさかの5巻の話の後にくる4巻の話。
次回「拳客のエデン」!わああクラウスがかわいいだけのステゴロ回来た!やぁっほぉぉぉい!!
……というクラウスまみれの予告編で一瞬肝心の6話の内容がキレイに頭から飛びかけた私です。すいません基本的に私クラウス廃なんです。
その上アニメ雑誌で数回分の番組表チェックできるだろとか忘れていたんです。きゃー!
それはさておき、6話です6話。
ネジです。
原作でもネジは確かにかわいい奴ではあったんですけど、正直ウザかわいいの部類でして。
キャスティングの偉大さを思い知りましたね……。声だけであんなに印象違うものかバーガー。
しかも微妙に背も低くなって、子供っぽくなったらあのウザ部分が当然に納得できると申しますか。具体的に言えばヲタっぽいところが失せた。せりふ同じなのに。
そんなことよりバーガーください。
で、ネジがかわいくなった分引き立つのがレオナルドのかっこよさ。
そもそもレオは何事にも柔軟で順応性が高いんです。
異物を排斥するという概念が無い上に、弱い相手を守るという行動が自然に身についていますから(この辺理想的にお兄ちゃん)正義感とか大上段に振りかざさなくても、ネジを助けてやるのは自然なことなんだなあと。普通につき合うということも。
つきあい方が普通だからネジが上乗せの交渉に入るのにも腹を立てる訳で。基本的に理不尽の圧力には反発する方ですよねレオナルド。
種族が同じだってわかりあえるとは限らんのだから、だからこそ種族が違うところは理由にしたらいかんし、そもそも分かり合うとする範囲の設定をどこにおくかという問題だってある。
そういうところを踏まえて考えると、名乗るときにしゃがんで視線を合わせるレオは男前だ。ほんとに。
自分だけの満足、現実と異なる自分だけの世界。
いっそ健気なまでの思い入れの強さと、身も世もなくねだることができるたくましさ。それに比してすべてを忘却する胞子という体質的な打たれ弱さ。ネジの生き辛さはこの話の鍵ですね。
そんなことは気にせずバーガーください。
そのネジが、あれだけボコボコに殴られながら、レオを忘れない為にそしてレオに忘れられない為に、生まれて初めてかもしれない我慢をする。まずここで来る。
そのレオが死んだと思った(実際そう思っても不思議じゃない流血量)だろうネジの絶望の形が、それまでと比較にならない強さと量の胞子になると考えると一層切ない。耐えられない最大級のストレスをその一瞬で受けたというのが目に見える形でわかる。
バーガー。
で、オリジナルパートの「ブラック兄さん」。
前々回の兄さんと違って目が青い表情が違う何よりホワイトの機嫌が違う。ああ、こっちが素か。いよいよ憑依型だな絶望王。そして釘宮無双。
細かい仕掛けで言えば、ポスターとタイトルもよかったですが、やっぱり「ラブアンドピース」を仕込まれるとは思ってなかった。紛れもないあのイントネーションでラァブアァンドゥピィースですよ。わーんトンガリ!牧師!保険屋コンビー!
トライガンを考えると、クラウスにも絶対あのクラスのえげつない設定ついてんだろなーとかわいい下っ牙見る度に思うんですけどね。
そこはまあ出てきたときに考えればいいことです。
K・Kとスティーブンについて語ってみる。 ― 2015/05/15
K・Kとスティーブン。
これにクラウスを加えて絵柄を構成すると、ああ社殿と狛犬的な…でなかったら本堂と仁王像的な…もしくは本尊と脇侍的な…、と3つも例を挙げんでええわという伝統的な二等辺三角形構図を思うわけです。
クラウスの守護者としてワンセット。
大体似てるんですよ、何がって。
まずもって外見からして堅気じゃないことかな……。
へらへら笑っててもスーツの襟元から刺青のちらつく顔に傷のある男と、眼帯であの派手な赤コート(下はヘソ出しホットパンツ)の女ですよ。現実の少なくとも日本国内に居たらまず人が近寄らない。
クラウスのお供はスティーブンでなかったらK・Kですから、実力もおそらくは互角。
そして9巻の「BRATATAT MOM」を参照にしますと、K・Kは言うまでもなく最強バックアップの姉御様として突入チームのおじさん方に絶大な支持を得ておりますが、スティーブンだって若いもんが助けに入ろうとして止められてますから、兄貴として男モテする方なのだろうと推察できます。
と言うか、「不参加は認めないがリモコン参加はギリギリアリ」という正直それでいいのかという甘い作戦案が通ってしまうこと自体が、日頃のK・Kとスティーブンが強行突入班の皆様に頼りにされ、かつ大事にされてるって証拠と考えます。お前等が言って不具合の責任持つなら仕方ない、という。
で、スティーブンとK・Kと言うと避けて通れないのが「何でそんなにスティーブンが嫌いなんだK・K」という話。
まず考えられるのが、ごくごく普通に「外見的な好みが合わない」。K・Kが好みのタイプってハマーにしろ夫であるユキトシさんにしろ、華奢な訳じゃないけれどこう優しげな、おそらくK・Kの基準で言えば守ってあげたくなる保護欲くすぐられるタイプ。
要するに、好きなのは柴犬であってジャーマンシェパードではない。
それからまあ推察に過ぎませんが、スティーブンとK・Kはつきあいも長そうなので、スティーブンの黒歴史(これもはっきり書いてあるわけじゃないですが)についていくらか把握している可能性も高いかなと。
元ヤンのお前がスーツでニコニコしているなど片腹痛いという。
もう少し根拠の挙げられる線で行くと、これかな。2巻「BLOOD LINE FEVER」の「男同士の慣れ合いって超やだ。アタシ蚊帳の外だから」。
クラウス含めて3人でいるとして、男2人がアイコンタクトだけで会話してたらそりゃ嫌だよな。んで変なとこで女子に対する遠慮とか礼儀とか持ち出されたら尚更嫌だよな。
わざわざお前は女のうちに入らないとか言われるのも嫌みを感じるけれど、自分の能力的に何の問題もないところで性別を理由に外されるのはもっと嫌だろう。
とするとレディ扱いしときながら異界ギリギリの危険地帯へ随行させるクラウスの扱いがベストってことですね。やだ旦那把握が完璧過ぎてつらい。
でだ。
K・Kとスティーブンの一番似ているだろう性質のうち、似ているからこそ相性の悪くなる部分というのが、兄貴肌と姉御肌、つまり保護されるよりしたい方、という性質だと考えます。
物理的な意味ではどちらもが互いの保護者であるという両立が成立しない。
先に守る側へ立っちゃった方が勝ちだとすれば、K・Kがずいぶん負け越してる可能性があります。戦闘シーンじっくり見ると、スティーブン案外突っ込む人の盾に使える技がK・Kに比して多彩なんで。
近〜中距離で攻守に優れたオールラウンダーとか、状況に応じてK・K以前にクラウスのサポート万全じゃないですか。戦闘中までアンダーボスとして万能かスティーブン。
勝ち越してる側から見れば何のストレスも感じないけど、負け越しの側から見たらそれはとてもムカつくことでしょう。しかも保護するされるの関係は、前述の女扱いによる疎外感と非常に結びつきやすいので尚の事ムカつくことでしょう。
スティーブンにとってはいつものように動いているだけで、無意識だろうところが余計に火に油。
で、スティーブンにとってはK・Kは実力に信用がおけて、性格に裏表がなくて、ついでに言えば既婚で旦那さん大好きな上にスティーブンが嫌いだから恋愛関係のトラブルに発展する危険性が全くない、あらゆる意味で安心で信頼できる相手なんだろうなあと考えるわけです。
完全に甘えていると見た。
背中を預けてるつもりと、前に立たれているようにしか見えないという、ここんとこのすれ違いが全てな気がします。
まあ、正直「本当に思ったことしか言わない」というのが伴侶のお墨付きであるK・Kが、本当に心底嫌いな相手と一緒に行動できるとは思えないので。
ついでに言えば、罵ったところでスティーブンが深刻に気にすることがあり得ないということも分かっていると思うので。
スティーブンが実力者であるということと、誰もやりたがらない(当然K・Kもやりたくない)ような仕事もきっちりこなせるところ(だから腹黒いの何のと言うんでしょう)に一定以上の評価があるといいな。後者の方はむしろ心配する方かもしれない。
それはそれで甘えの形とも見えなくもないですね。
それなり腐れ縁的ないいコンビなんじゃないでしょうか。
甘ったれの弟が一人前面してんのを苦々しく思うけど、心配がないわけではないお姉ちゃんだと思えば納得がいく気がします。
これにクラウスを加えて絵柄を構成すると、ああ社殿と狛犬的な…でなかったら本堂と仁王像的な…もしくは本尊と脇侍的な…、と3つも例を挙げんでええわという伝統的な二等辺三角形構図を思うわけです。
クラウスの守護者としてワンセット。
大体似てるんですよ、何がって。
まずもって外見からして堅気じゃないことかな……。
へらへら笑っててもスーツの襟元から刺青のちらつく顔に傷のある男と、眼帯であの派手な赤コート(下はヘソ出しホットパンツ)の女ですよ。現実の少なくとも日本国内に居たらまず人が近寄らない。
クラウスのお供はスティーブンでなかったらK・Kですから、実力もおそらくは互角。
そして9巻の「BRATATAT MOM」を参照にしますと、K・Kは言うまでもなく最強バックアップの姉御様として突入チームのおじさん方に絶大な支持を得ておりますが、スティーブンだって若いもんが助けに入ろうとして止められてますから、兄貴として男モテする方なのだろうと推察できます。
と言うか、「不参加は認めないがリモコン参加はギリギリアリ」という正直それでいいのかという甘い作戦案が通ってしまうこと自体が、日頃のK・Kとスティーブンが強行突入班の皆様に頼りにされ、かつ大事にされてるって証拠と考えます。お前等が言って不具合の責任持つなら仕方ない、という。
で、スティーブンとK・Kと言うと避けて通れないのが「何でそんなにスティーブンが嫌いなんだK・K」という話。
まず考えられるのが、ごくごく普通に「外見的な好みが合わない」。K・Kが好みのタイプってハマーにしろ夫であるユキトシさんにしろ、華奢な訳じゃないけれどこう優しげな、おそらくK・Kの基準で言えば守ってあげたくなる保護欲くすぐられるタイプ。
要するに、好きなのは柴犬であってジャーマンシェパードではない。
それからまあ推察に過ぎませんが、スティーブンとK・Kはつきあいも長そうなので、スティーブンの黒歴史(これもはっきり書いてあるわけじゃないですが)についていくらか把握している可能性も高いかなと。
元ヤンのお前がスーツでニコニコしているなど片腹痛いという。
もう少し根拠の挙げられる線で行くと、これかな。2巻「BLOOD LINE FEVER」の「男同士の慣れ合いって超やだ。アタシ蚊帳の外だから」。
クラウス含めて3人でいるとして、男2人がアイコンタクトだけで会話してたらそりゃ嫌だよな。んで変なとこで女子に対する遠慮とか礼儀とか持ち出されたら尚更嫌だよな。
わざわざお前は女のうちに入らないとか言われるのも嫌みを感じるけれど、自分の能力的に何の問題もないところで性別を理由に外されるのはもっと嫌だろう。
とするとレディ扱いしときながら異界ギリギリの危険地帯へ随行させるクラウスの扱いがベストってことですね。やだ旦那把握が完璧過ぎてつらい。
でだ。
K・Kとスティーブンの一番似ているだろう性質のうち、似ているからこそ相性の悪くなる部分というのが、兄貴肌と姉御肌、つまり保護されるよりしたい方、という性質だと考えます。
物理的な意味ではどちらもが互いの保護者であるという両立が成立しない。
先に守る側へ立っちゃった方が勝ちだとすれば、K・Kがずいぶん負け越してる可能性があります。戦闘シーンじっくり見ると、スティーブン案外突っ込む人の盾に使える技がK・Kに比して多彩なんで。
近〜中距離で攻守に優れたオールラウンダーとか、状況に応じてK・K以前にクラウスのサポート万全じゃないですか。戦闘中までアンダーボスとして万能かスティーブン。
勝ち越してる側から見れば何のストレスも感じないけど、負け越しの側から見たらそれはとてもムカつくことでしょう。しかも保護するされるの関係は、前述の女扱いによる疎外感と非常に結びつきやすいので尚の事ムカつくことでしょう。
スティーブンにとってはいつものように動いているだけで、無意識だろうところが余計に火に油。
で、スティーブンにとってはK・Kは実力に信用がおけて、性格に裏表がなくて、ついでに言えば既婚で旦那さん大好きな上にスティーブンが嫌いだから恋愛関係のトラブルに発展する危険性が全くない、あらゆる意味で安心で信頼できる相手なんだろうなあと考えるわけです。
完全に甘えていると見た。
背中を預けてるつもりと、前に立たれているようにしか見えないという、ここんとこのすれ違いが全てな気がします。
まあ、正直「本当に思ったことしか言わない」というのが伴侶のお墨付きであるK・Kが、本当に心底嫌いな相手と一緒に行動できるとは思えないので。
ついでに言えば、罵ったところでスティーブンが深刻に気にすることがあり得ないということも分かっていると思うので。
スティーブンが実力者であるということと、誰もやりたがらない(当然K・Kもやりたくない)ような仕事もきっちりこなせるところ(だから腹黒いの何のと言うんでしょう)に一定以上の評価があるといいな。後者の方はむしろ心配する方かもしれない。
それはそれで甘えの形とも見えなくもないですね。
それなり腐れ縁的ないいコンビなんじゃないでしょうか。
甘ったれの弟が一人前面してんのを苦々しく思うけど、心配がないわけではないお姉ちゃんだと思えば納得がいく気がします。
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