龍如プレイ日記:サブストーリー「医者の本分」2012/10/11

 高速道路上でのシューティングゲームがクリアできなくて、喧嘩な日々が懐かしくなりました。
 ので、7章戻って遥とデートで癒されようかと。
 いえね、シューティングゲームのコツとか書いて無いかなーと思ったので攻略本を買ったんですけどね。案の定書いてなかったんですけどね。いいんです後でキャバクラ遊びするときに使うんですよ。そのつもりで買ったんです。
 そして普段ネタバレは全然気にしないくせに、そして大体の筋はもう知ってるくせに、まだ手ぇ付けてない章の攻略は開けなかったりするんだね。何かネタバレ的にいやでさ……。

 で、まぁそんなことはさておき、折角だからサブストーリーの情報も見る訳です。あーやっぱり結構落としてるなぁとか、ここってやっぱりもう一声脅してよかったんだなーとか思って眺めてたんですけども。
 いつこのストーリーフラグ回収できるんだろうと内心楽しみにしてたサブストーリーを回収し損ねた、ということを知りました。
 ちょ、待てお前。
 遥と街歩いて、賭場をクリアして、そろそろアジトへ帰ってきなさーいと伊達お母さんから電話で呼ばれた後で、アジトへ帰らないで反対方向へ遊びに行かないと回収できない、ってあなた。もー少し!もー少し発生条件の猶予か回収に向けてのヒントをですね!
(つまりゲーム内の進行に素直に従わず、賭場の前と後で街の様子に変化がないかをきちんと確認する慣れたユーザー向けの仕様な訳だ……)

 そんな訳で7章の遥とタンデムからちょっとやり直し。
「医者の本分」とタイトルのついた、まぁ何だ。神室町の赤ひげ先生に会いに行く話さ。柄本先生は腕はいい、患者には公平に誠実かつ無愛想、お代はほぼボランティアという(無愛想はともかく)この種のフィクションには欠かせないお医者の先生である、が何しろ1ではこのサブストーリーでしか会えないのである。会いたいじゃない。
 しかしこのサブストーリー、何気に手がかかるのである。
 まずは4章の間にだけ、西公園入り口に発生している子供を餌付けする。そのまま7章までは何もなし。再度子供に会うことも無く過ごしたあとで、上記の通りの狭い時間枠にのみ再度子供が出現する公園(西公園ではなく第三公園)に行き、再度餌付け。そして突如腹痛を訴えて倒れた子供を担ぎ、遥を連れて(=走れない)、ノーヒントのまま時間制限付きで「医者を捜せ」。
 僕は初見かつ自力でこのサブストーリーをクリアできる自信はありませんね。
 さて、無事担ぎ込みますが先生は中東系とおぼしい3兄弟のうち1人を診察中。それでも桐生ちゃんが子供を見せると先生はさくっと診断して急患と判断、激しくお苦しみ中の先客を放ったらかして子供の手術にかかります。
 これを先生が人種偏見で苦しんでいる患者を見捨てたと早合点した兄弟が手術室を襲いに行くのを、桐生ちゃんが阻止すべくお相手する訳だ。
 柄本先生の所見によると、子供は破裂寸前の虫垂炎。兄弟の方は尿管結石。優先順位は子供が先。むしろ尿管結石は出てしまえばそれまでの症状なので、放っておいてよし。
 うん、先生は正しいけど正しいけどその説明を先にしなさい。割と襲われやすい無愛想加減ですよ先生。
 てことはもしかして柄本先生、喧嘩の方もそこそこ強かったりするんじゃなかろうか。やーかっこいいなぁ。
 診療料金についてはスポンサーがついてるので心配するなと言われて桐生ちゃんと遥は子供を任せて帰って来るんですが。
 ま、スポンサーってまた例によって風間のおやっさんなんですけども。
 ……僕は如く歴が短いので詳しくないんだが、確か風間のおやっさんが死んだ後は柏木さんが組を継いで、柏木さんが死んだ後の風間組は真島組に吸収されたんじゃなかったか。
 てことは、龍如3終了以降誰が柄本医院のスポンサーやってんの。兄さんなの?それとも堂島組で引き継いで大吾なの?
 だ……大吾の方がまだ違和感は薄いかなぁ。えぇー、そういやヒマワリの運営もどうなってるのか謎だなぁ。問うのは野暮だけども。
(アサガオは、もう『桐生ちゃんが運営してる』という時点で致命的なツッコミ所がある気がするから触らない)

 本当はあともうふたつ、遥連れで遊ぶイベントがあるのを落としてるんですが、うーん1つはともかくもうひとつは前提となる裏カジノの入店フラグを落としてるので、やり直すとすれば3章で取ってあるセーブからですね……。なんぼ何でもそこからやり直すのはねぇ。
 序盤、話だけ先に進めようと思ってサブストーリーにあまり熱入れませんでしたからね。

 ところでいつまで経ってもクリアできないシューティングゲームの鬼門は、『L2/R2ボタンを駆使する視角移動」と「アナログスティックによる照準合わせ」かつ「どうもコントローラー操作とゲーム画面に齟齬を感じる」であります。
 前2つはともかく最後の1つは気のせいじゃなければ困った事態でありまして。相変わらずゲームの起動は10分程掛かります。PS3も買おうかって頃になって「まともに動くPS2が欲しいなあ」って自分……。

読書感想文:「78」(吉田篤弘/小学館文庫)2012/10/15

 友人からの頂き物。吉田篤弘はクラフト・エヴィング商會名義のときも含めて好きだけど、ちょっと積ん読にしていたものです。
 ほら、夏、暑かったからさ……。あまり小説読むのに身が入らない感じだったもので……。
 話の構成は二組の、それもとても良く似た三角関係を2本繰り返すことが軸になっています。
 男同士は古馴染みで、互いにそれなり大事にも思ってるし気安いけれど意地も張る、そんな感じ。そして発生する三角関係。
 2つの三角関係は全く違う舞台ながらキーワードやアイテムで微妙な繋がりを持ち、しかし幕間に掌編を挟むことで舞台が重なりすぎないようになっています。
 この間に挟まる掌編は、2つの三角関係を繋ぐアイテムやキーワード自体を話の主軸に据えたものですが、作品世界をどちらの三角関係とも微妙な距離があり、多分作品全体が生臭くならないのはこのクッションのある所為だと思われます。

 読み進めて行くうちに思い出したのは、クラフト・エヴィング商會の古い作品、「クラウド・コレクター」。私の記憶にあるのは改訂前の単行本の方です。
 異世界の旅行記というコンセプトで短編が続く本なのですが、1つ1つの話のカラーがまるで違ったり、異世界の旅行記が現在進行形のものと「祖父の異世界旅行日記」という別の話が重なっていたり、作者が何らかのとても強いイメージを持っているのはびしびし伝わって来るのだけれど、細かい趣向がありすぎて読み手にはその全体が把握し辛い、読むのに見た目よりずっと労力を要する本でした。
 もちろん「クラウド・コレクター」の頃より文章の読みやすさが格段に向上してますし、「クラウド・コレクター」よりは重なるイメージも整理されていて把握しやすいのですけれど、なんだか、こう。
 色んな世界を行ったり来たりしながら全体の繋がりを見つけるのが楽しいけど疲れる点と、作者が趣向に凝った所でどこか読者が感じる疎外感が似ている。
 三角関係が一番どろどろする部分に触れられていないので、クールで読みやすいんだけど読み手の意識がその関係に入っていくのもやんわりお断りされてしまう感じなんですよね……。
 あと、クッション部分の掌編がひっかかっちゃって、ここであともう1本、て気分になっちゃったり。

 レコードのように回り続ける世界と、そこから抜け出る靴を選ぶ話の終わり。
 楽しくないかと言えば楽しい。どろどろしていて欲しい訳でもないんだけど。
 好きな本としての標準値は明らかに超えているんだけど、あとひとつ何かが物足りない。読み手は贅沢だなあ。
 何かのキーワードかアイテムで複数の、舞台を異にする話をつなげていくのは作者の愛用する手段なのですが、私の好みで言えばミルリトン探偵社シリーズを取りますね。と思ったら今もう絶版なのか。あイタ。
 でも面白かったよ、ありがとう!

龍如プレイ日記:第10章へ行く前に。2012/10/21

 さて。9章ラストのシューティングゲームで詰まって約ひと月。
 やっとこのパートクリアできましたよー!やったね!
 ……ならばとっとと次へ行けばいいのですが、ここで一旦インターバル。
 いやさー、ひと月毎日やってた訳じゃないけど、こうクリアできなくてふて腐って前のセーブデータからいじって遊んでたりしたでしょう?色々やったんですよ。
 例えば遥の信頼度を頑張ってSSランクまで上げてみたり。
 買い与えるアイテムは全て買い与え、あとちょっとコツが飲めた気がしたのでバッティングセンターで「初級コースでホームラン10本」をクリアしましたよ。
 本当はSSSランクまであるんだけど、そこへ到達するにはミニゲームばかり、それも結構な難易度でクリアせねばなりません。私のがんばりが続くのはここまでだなぁ。
 ちなみにSSランクまで上がると遥が描いた桐生ちゃんの似顔絵がもらえます。
「小恥ずかしいが、うれしいものだな……」というアイテム欄のコメントに、大変どやどやしい桐生ちゃんの顔が浮びます。ラミネート加工して保存するがよいよ。

 ついでに、ゲーム内の時間(出所後)も一旦整理。
 1日目:出所間際に届いた風間のおやっさんの手紙に従って、スターダストへ行く。そして乱闘。
 2日目:葬式会場で乱闘→伊達さんに拾われて神室町へ。遥と会った後ミレニアムタワーで戦闘。賽の河原へ行って闘技場でバトル。その後真島組に攫われた遥を助けに行く。セレナ泊。
 3日目:街をうろついて花屋の息子と伊達さんの娘を助ける。
 4日目:刺青の情報収集、揉めて出て行った途端に攫われた遥を助けたあと、賽の河原で仮眠。夕方から夜10時前まで遥と遊ぶ。錦と大喧嘩している内に攫われた遥を助けに横浜まで行って、逮捕されたり逃げたり銃撃戦をしたりして夜が明ける。←今ココ。

 ……多分これであってると思いますが。2日目と3日目、4日目の間がどこだったかちょっと記憶が曖昧だなあ。
 にしても忙しいな桐生ちゃん。均すと大体1日に3回程中ボスレベルの敵を含む乱闘をこなしている感じですね。もちろんその間にサブストーリーをやっては戦闘し、話の合間合間に街ん中で絡まれまくって喧嘩三昧である。24時間戦えますか。その隙間にちゃんと酒など飲みに行ったり、場合によってはキャバクラへもせっせと行っている勘定になる。マメだね!
 そして毎日のように攫われている状況では、そうだね……遥ちゃんだって「これ以上私が居るとおじさんに迷惑かかっちゃう」と思っても不思議じゃないかもしれないわ。

 あ、そうそう。
「龍が如く」は素材が素材だけに「主人公からは喧嘩を売らせない」そして「『死ね』『殺す』は言わせない」というルールがあるそうなのです。
 ということはあれだね。
 遥を探してカラーギャング掃討戦やってたとき「遥を返せ。さもなきゃお前ら皆殺しだ」言うてたのは桐生ちゃん完全にヒートアップしてたってことですね。おとーさんは本気だった。

 さて、そろそろ先へ進めないと。
 実は「愛の形」というサブタイトルで軽く引いたのであるけど、中身はもっとアレなようである。が、がんばる。
 なぁ桐生ちゃん。
 8章〜9章の、頭に血ぃ上ってる加減を考えれば無理な話だけど、これシンジに「錦に見張られてるからすぐ逃げろ」って教えておいた方がよかったかもしれないね。

龍如プレイ日記:第10章がまだできない。2012/10/30

 さて、10章へ行こうと思いました。
 10章はまぁ早い話シンジ君の死亡イベントなので気が重い、と言いつつまぁ止まった所で死亡イベントが回避できる訳でもないので、精々追っかけてさくっと済まそうか……と思ったのですが。
 廃ビル内の戦闘でボスにたどり着けずに2度程死亡しました。屋上3枚目まではいけるのですが、回復アイテムの使いどころを見極めるのが難しいです。うんまぁもうちょいガードとかスウェイとか頭とか使いなさいって話ですよ。
 一度出直してサブイベントとかで経験値稼ごうかなー、と姑息なこと考えて街をほっつき歩いてたらシンジから現在地を知らせる電話がかかって来る始末です。ご、ごめんシンジ。迷子になったんと違うんだ。スタミナンXXをスタミナンロイヤルに入れ替えてまた頑張るから。

 で、気分転換にまた古いデータからチマチマ遊び始めてみました。
 どこからやり直したかというと3章途中のデータから。ノーマルモードでぬるーく戦闘やってる分には、割とあの辺楽しいので。武器は沢山あるし、落ちてる回復アイテムも一杯だし。池へ投げ込むのもいいし、槍のモーションはかっこいいよね。
 ついでにサブストーリー「F- Cupの値段」をやり直してラーメン屋地下カジノ行きの合い言葉をゲットしようかと。あんまりカジノで遊んだりしないけど、意外と地下カジノ絡みのサブストーリーが多いのよね。合い言葉ゲットの為には他にも「余計なことばーっかする押し掛け舎弟が危ない目にあってるのを見殺しにする」という方法もあるんだけど、気が……引けるじゃない?別に見殺しにしても死なないらしいけど。
 うん、まぁ先だってどん引きしていた「F- Cupの値段」ですが、要するに途中の選択肢を間違っておるのですよ。
 でも、あのゲーム内の「下手に出ちゃぁいけない。殴れるなら殴れ、脅せるならとりあえず脅せ」という文法を習得する前にこれを一発クリアは難しいんじゃないかな。
 要するに「美人の誘いは断らないことにしてるんだ」とマイについて行き、ついて行ったくせに酒を飲むのは断固拒否。3回連続で断り続けるとバーテンがキレ始め、それを「睡眠剤入りの酒で前後不覚にさせた客からぼったくる」という古い手口だろう、と鼻で笑いつつ戦闘開始です。
 うん、かっこいいよ。かっこいいけどな桐生ちゃん。
 君、喧嘩したさにわざわざ見え透いた誘いに乗ってついてきたね?
 そう、桐生ちゃんからは喧嘩を売っていない。確かに売っては居ない訳だが、売り気配を感じた瞬間買いに走ってはいる訳だ。むしろ売らせていると言っていい。
 どんだけ喧嘩好きやねん。

 これは……あれだ。おやっさんのしつけの成果か。

 風間:いいかい一馬。人がヤクザだからって喧嘩を売ってはいけません。でもその人が喧嘩を売ったら買ってもいい。
 嶋野:人の子分をしつけに使うんやないわ。
 桐生:(売ったら買ってもいい。)(売ったら買ってもいい。)(売ったら)
 真島:桐ィィ生チャァァァン!!!!(ドス抜いてダッシュ)
 嶋野:お前んとこのしつけは問題がある。
 風間:違う、真島の忍耐力が足りないの。

 そんな「動物のお医者さん」パロディがどれだけの人にわかると言うのか状態ですが、柏木さんこの人の分別は紙より薄いと思います。
 そんで喧嘩が入れ食い状態になってるところで「おじさんが危険な目にあっちゃう」とか遥に気を遣われたときの桐生ちゃんのショックと、それと裏腹な感動も推して知るべし。

 それはさておき、ぼったくりバーでの戦闘後に詫び料を受け取らず、更に脅すことで地下カジノ入店の合言葉が手に入ります。
 地下カジノ絡みのサブストーリーでは、例えば7章の遥とお出かけ中に発生する「カジノロワイヤル」がある訳ですが。
 きちんとそのストーリーを終える為には必勝確定のチートアイテムを全部注ぎ込んでも足りない額をカジノで勝たねばならんので(つまり自力で稼がなきゃならない)まだ終わらせていないのですけれど、そのイベント開始のムービーがなんというかねぇ。
 遥ちゃんがいい笑顔で微妙に黒く、かつ桐生ちゃんが大変わっるい顔でしれっと意地の悪いことを言うのがたまらない。
 いいコンビだ!いいコンビだ!

 カジノで一千万稼ぐのと、壮絶な喧嘩に行っちゃうのとどっちから頑張ろうかなあ。